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レバレッジ・リーディング: 本: 本田 直之

多読のススメ

「読書は自分への投資」「とにかくたくさん読め」と主張する賛否両論の本書。読書にそんなガツガツした味気なさは必要ないよ…と思って横目で見ていたのだけど、どうにも気になって買ってしまった。

するとこれがなかなか刺激的で、単純に面白く読ませてもらった。「よーし、今年はたくさん読むぞ！」という気分になれる。我ながら単純である。

速読ではなく多読、そして小説とかエンタメとかではなく、あくまでビジネス書の読み方であるところが本書の肝。

• １冊の制限時間は１～2時間
• ダメな本はさっさと捨てる
• １６％読めばOK
• どんどん書き込め

など、具体的な多読実践ノウハウが書かれているんだけど、中でも僕が一番衝撃的納得をしたのは
「ビジネス書は受験勉強のように読め」というくだり。なるほど、「短期間で書かれている内容を記憶しつつ、実践で生かす」という行動、考えてみれば僕らは受験のときに練習していたのだった。
同じように、現実社会の参考書として書かれているビジネス書・実用書は、受験勉強のように使い倒すべきなのだ。

ひょっとするとこれでこの本の１６％は解説してしまったかもしれない…。でもなかなか読書モチベーション、仕事意欲の高まる一冊なので、「時間がなくて本を読めない」ナウでヤングなエグい皆さんは読んでみるべし。

（櫻木）