日記

カレーミュージアムに行ってきました!
座右の銘は「日本を印度にしてしまえ」、全日本ブログ界辛くないカレー愛好会代表の桜木朱雀です。こんにちは。
緊急更新です。横浜カレーミュージアムが、3月いっぱいで終了します。
週に3回くらいなんらかのカレーを食べるほどカレー漬けの食生活を送っている僕にとって、真にこの世の桃源郷といえる場所、それが横浜カレーミュージアムだったのです。しかし、なんとこの「フードテーマパーク」が、3月いっぱいでその6年間に及ぶ歴史に幕を閉じるというではありませんか…!
驚きあわてた僕は、急いでターバンを巻き、彼女にサリーを着せ、額に赤いマジックで印をつけ、行って参りました、最後の横浜カレーミュージアム。

以前行った時は、週末だというのにまばらな客の入りで心配になったものだけど(だから閉鎖なのかもしれませんが)、さすがに最終月だけあって、昼前には行列ができていました。よーし食うぞー。この日のために、前日からヨガ行者のごとく断食して備えてきました。
カレーミュージアムの内装は、こうした具合の「時代は明治~昭和初期、万国スパイス博覧会が開催中の港町」というモチーフで統一されている。文明開化の象徴としての洋食に端を発し、国民食にまで発展したカレーの歴史をうまく表現したコンセプトだと思う。ラーメン博物館とだだ被りだが、設定燃えの僕としては、もうこの時点ですでに全身が燃えている。ただし、ラーメン博物館ほど演出に「やりきってる感」がないので、逆に設定燃えの人間でないとやや厳しいかもしれない。ディズニーシーでたとえると、海底二万マイル。

カレーのサイズは、通常の一人前とハーフサイズとが選べるので、二人で頑張れば全種類制覇も夢ではない。今回食べたラインナップはこんな感じ。

大阪の船場カリーから、牛すじねぎカリー。普段は決して牛肉を食べない僕も、この日だけはちょっとだけ解禁。牛スジももちろんイケるのだが、コクのあるカレーに刻みねぎという具がこれほど合うのか!と新鮮な驚きがある。このテクニックは家庭でもマネできそうである。週末はコクまろに刻みねぎだ。(どうでもいいがこの店、サイトはもうちょっとどうにかならないものか)

カレーうどんもある。讃岐五右衛門。地元香川で「日本一うまい!」と絶賛されている四国の誉れ、本州上陸である。添加物を一切使わない、赤穂の天然塩と、30分以上作り置きをしないこだわりが生きている。千吉カレーうどんよりもうまい。

神田トプカの欧風カレー。激辛だった。僕はカレーが好きではあるが辛いものは好きではない子供舌なので、一口食べて後は彼女に。

池袋の名店レーベンが期間限定でやってきました。20種類の素材を24時間煮込んで作っている『オムレツチキンカレー』はまさに絶品。ふんわりとろとろの卵に、ほろほろと舌で崩れるチキンが煮込みルーと奇跡のマッチング。

思わず、デイリーポータルZ:写真を美味しく撮る方法を参考にして接写をしてみました。

また、ここではカクテルスタンドもあり、昼間からほろ酔い気分でカレーを堪能できます。おすすめは写真の横浜地ビールテイスティングセット。ただしハバネロビールはまじで辛いので全部彼女に。

お土産コーナーには、日本国内から集まったカレーが所狭しと並ぶ。壁面には、売り物と陳列品とあわせて、数限りないインスタントカレーが並んでいる。そうだ、忘れかけていたけどここはあくまでカレーミュージアムなのだ。
それにしても、日本にこれだけご当地カレーがあったことに驚く。千葉のサバカレーや北海道のトドカレーなどはまだメジャーなほうで、熊カレーだのカレー味噌だのカレーチョコレートだのと、インド人も心底びっくりのカレー大乱舞が続きます。


インスタントナンがあったので、おもてなし用に買いました。人ん家に遊びに行ってカレーが出てきたときに、ナンだったらなんか良くないですか。バーモントカレーもグッと本格派に。「インスタント」といいつつこれ、ちゃんと粉からこねてフライパンで焼くんですよ。楽しみ。

結局こんだけ大量のカレー物資を買った。右から反時計回りにカレー用スパイスミックスAx2、スパイスミックスBx2、マンゴーラッシー、牛乳で作るチャイ、本格チャイ、なつかしの昭和カレー、鹿鳴館カレーせんべい、ナン、海軍カレー、トドカレー、熊カレー。

カレーと関係ないおまけフォト

ミュージアムを出たところにある銅像。なぜか上半身裸でがっかりしている女性。何があったんですか。

ミュージアムの下のゲーセンにあった、バカ姉弟っぽいミッキー&ミニー。

(櫻木)