コラム

近年議論される問題の一つに、“男子の座り小便問題”というのがあります。様式便器で男性が用を足す際に、立ったままジョジョジョーっとするとあっちゃこっちゃに尿ハネを起こして掃除が大変、「だから座ってしましょう」vs「そんな面倒いことできるか」、「立ちションは男の証」vs「じゃあアンタが掃除しなさいよ」という対決のことです。ときには夫婦喧嘩にも発展するこの問題、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。


で、なんかトイレバトンが回っているので、僕もこの列に並ばせてもらいます。

毎回基本的に便座は上げて立ち小便していくことをここに宣言いたしたいと思います。
ドロップキックアウト – 素晴らしい技術

便座をあげずにおしっこさせれば、高床式倉庫の鼠返しと同じロジックで、便座が尿ハネをシャットアウトする計算です。
ネコプロトコル – 日がな一日便座のアップダウンについて考えていた。

便座にしっかりと着席し、おちんちんと便器との距離を最短にすることによって尿ハネを極力抑え、掃除する側の不快感をなるべく軽減するのが人間として当然のつとめなのではないかと。
おれはおまえのパパじゃない – おしっこと便座の話

「便座閉めたまますると、はねっ返りがガードされる」というのは、結局便座の裏の掃除が大変なのであまり解決になってないのでは…と思います。

じゃあ座れば万事OKなのかもしれませんが、僕はあまり座りたくありません。いちいちズボン下ろすのは面倒だし、公共トイレでどっかり座るのは衛生的に抵抗感がある現代っ子です。(だって前に使った輩が便座を下げたまま立ち小をする奴だったり、ノロウィルス保持者だったりしたかもしれないのですよ!)

しかし、僕は決して自分ん家のトイレも人ん家のトイレも汚しません。第3のやり方、その方法は簡単です。

用を足すときには、空手で言うところの四股立ち、あるいは前屈立ち、騎馬立ちをします。 これで万事解決。

四股立ち(しこだち)

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 閉足立ちから内八字立ちを終え、第6歩目に四股立ちができる。四股立ちは、内八字立ちの踵を基点に両つま先を外側に開き、踵から90度ずつ開くようにする。足幅が決まったら腰を深くおろし、両膝を曲げて外側に張るようにする。臀部(でんぶ)は後方へ突き出し、背筋をまっすぐ伸ばさなければならない。
空手道の立ち方

これによって、水面との高さは座ったときに限りなく近くなり、床も壁も汚れず、不用意な尿ハネを受ける心配もなくなります。(無造作立ち派の人がどう考えているか分かりませんが、あれって自分の足にもかなり跳弾が飛散してますよ?)

尿タイムが長かったり、酔ってたりして四股立ちがちょっと難しいときは、騎馬立ちか前屈立ち(アキレス腱を伸ばす体操のような形)でしのぎます。間違っても猫足立ちや鷺足立ち(片足)をしてはいけません。
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これならトイレに行くたびに修行を積むことができて、床も決して汚さず、一石二鳥と言うわけです。これはライフハックですよみなさん!朱雀家ではこれがルールです。「トイレでは四股立ち」。

参照:
「座りション男」が増えている!? | エキサイトニュース

(櫻木)