コラム

東京駅のイベントブースで水木しげるフェアがやっていた。
画像は「鬼太郎の飲む 森の湧き水」。
飲んだら妖怪になってしまいそうな水である。妖怪珈琲なる缶コーヒーもあったけど、これまたおどろ癒し系の水木絵が一面に描かれていていい味わいだった。
でも、なんだか冴えないのは、きっと鬼太郎とコーヒーがまったく関係ないせいだろうか。

(フタが目玉になってるのはちょっといいですね)

そうしてみると、劇中においしそうな食べ物が出てくるかどうかというのは、キャラクター商品を作るうえにおいてかなり重要なファクターとなるのではないだろうか。

■美味しいもの成功例
昨年末に期間限定でやっていた「のだめカフェ」も、劇中で千秋がのだめにふるまうおいしそうなパスタや、裏軒の中華料理が再現されていて、ファンならずとも楽しめるいい企画に仕上がっていた。

このアイデアもかなりいいセンをついていると思う。
『ドラゴンボール』の仙豆
確かに仙豆、あこがれた。もっと上の世代になると『ギャートルズ』の原始肉にあこがれたりしたらしいですね。

■ゲームの美味しいもの
ゲームでいうと、ファイナルファイトの原始肉とか、天地を喰らうIIの肉まんとかも美味しそうだったなあ。あとU.C.C(アンダーカバーコップス)の冷凍マグロとかヒヨコとか。あとは『トージャム&アール』(MD)のピザ。「サクサク!」「YumYum!」(T&Eは、今度Wiiのバーチャルコンソールで出てます!神!)

■うまそうなマンガといえば美味しんぼ
美味しんぼは初期に印象深いシーンが多い。第1話の「豆腐と水」試験で、山岡が無造作に豆腐を口に放り込むのはうまそうだった。しっかりした豆腐はしょうゆかけなくてもうまいんだよな。
それからアンキモ。究極のメニュー探しの懇親会のようなところでフォワグラを楽しく食べてる先生方に「食通と奉られる人間はこっけいだねえ!」「1週間もらおう。俺がそんなものよりはるかに旨いものを食わせてやる」と言い放つ無頼漢っぷり。そして出てきたのがアンキモ。(鮟鱇の肝)
「ブクブクと不自然に太らされた鳥の内臓と、深海で健康的に泳ぎまわって育ったアンキモのどちらがうまいか。」という山岡さんの言葉の妙な説得力が光る。最近になって初めて食べました。アンキモ。確かに美味しかった。
あとは京極さんのイワシの丸干し。「なんちゅうもんを食わしてくれはるんや…!」(泣きながら)←このモノマネは、今でもよくやります。あまり人には伝わらないけど。(平凡の非凡 – 美味しんぼ塾ストーリーブログ

■キング・オブ・旨そうなマンガ
しかしやっぱり「旨そう」な描写にかけては藤子F先生の右に出るものはいないだろうなあ。
旨ドラ
↑何度見てもすばらしいページ。
最近の平均睡眠時間が3時間を割りそうなので、散文しか書けません。

(櫻木)