日記

今日は、4年ぶりにバーゲンに行ってきた。オリンピックみたいだ。(服を買うのが4年ぶり、ではありません念のため)

それにしても、彼女と一緒に行ってきたのだけど、女子服の値段の安さは唖然とするくらいである。ちょっと前のはてな匿名ダイアリーで、「男のファッションは幅が狭くてつまらない」という意見があった(ファッションの脱オタはなんで面白くなさそうなのか?)が、それ以前に男のファッションは高いんである。


女子が、かわいらしいワンピースを4000円で買ったとすると、男はちょっと気の利いたカットソーなら8000円から15000円くらいしたりする。Tシャツでも5000円は下らない。

(安い服もある。ジーンズメイトでなくてもある。僕も金の無い高校~大学生時代は苦労したもので、古着屋をめぐったり、『FINE BOYS』の「3万円で揃う激安コーデ」系の特集を見て、3万円を握り締めて渋谷をうろうろ歩き回ったりしたものだった。しかし社会人になって、そんな被服購入にかける情熱も時間も割けないし、でも金銭はそれなりに割くことができるので、やはり多少高くても一通り揃うマルイ系はラクだ。)

メンズが高い理由

ではそもそも、なぜメンズファッションは高いのか。

まあ、まず第一義的には単に需給バランスの問題で、「それなりに服装に気を使い、新しい流行等も取り入れつつ、新しい服を買う」という層が、女性に比べて男性には圧倒的に少ない。ある種の女性には信じられない話かもしれないが、「半年以上一度も服を買わない男」というのは、当たり前に存在する。女性側は需要があるので供給が増え、価格が低めで安定する。男性側は需要も供給も少なく、いきおい高額商品にならざるを得ない。

また、流行性が男性服の方が低い(割と昔の服でも着まわせる)、というのも多少は影響するだろう。つまり、ある程度服に金をかけているとしても、男性服は寿命が長い、すると購入頻度が低下する、つまりやはり男性服の需要は少ない。

それと、今回初めて女性と二人でメンズ・ウィメンズ両方のフロアを見て回って、女性服のフロアにはエスカレーター横にベンチがあって、男性服のフロアには無い理由が分かった。女子のバーゲンは、万人の万人に対する闘争状態である。

(櫻木)