身体操作

そういえば、先日出場した武道大会では、予選敗退という結果しか残せなかった。

2年以上もやっていて何たるざまだ、と思わなくもなかったが、よくよく考えてみると、2年前に始めたとはいえ、それからまじめに修行と研鑽を積み重ねてきたかと自問すると、かなり怪しい。1ヶ月2ヶ月1度も練習しないときもあった。今大会でも、出場前に「あれ、あそこの足運びはどうだったかな…」とあいまいな部分が複数あった。

予選敗退は、まったくもって順当な結果である。

とはいえ、納得はしたが悔しくないわけではない。「後から来たのに追い越され」、男子たるもの悔しくないわけがない。しかしそんなのは、自分のやるべきことをやってから言うことだ。「泣くのがいやならさあ歩け」なのだ。

音楽やスポーツ、芸事、武道などをやった人ならお分かりだろうが、「毎日練習すること」の意義はとても大きい。バレエ界には、「稽古を1日休むと自分に分かり、2日休むとパートナーに分かり、3日休むと観客に分かる」という格言がある。

というわけで、あれから僕は毎日、雨の日も風の日も、体調不良の日も酔って帰った日も、一通りの型を稽古してから寝ることにしている。と言ってもまだ20日程度だが。目標は来年の予選通過だ!

(櫻木)