国際関係

昨日のエントリー『中国人から、恥知らずの韓国人へ告ぐ! – 朱雀式』について、思うところと注釈を述べます。

国旗について

中国人氏は、
「韓国の国旗は中華文明の太極図の盗用だが、それは中国人民の同意を得ているか?」
と詰問していますが、実は同意というか承認を得ているんですよね。

2004年の韓国紙『朝鮮日報』に、19世紀に使われていた、現存する最古の韓国国旗が出てきたという記事が載りました。

そこでは、現在とほぼ同形の韓国の国旗に、大きく
大清国属領高麗国旗」と書かれています。つまり、宗主国である清から、属領であるとして旗と共に承認してもらっていた、と。

さらに面白いのは、この写真の朝鮮日報での取り扱いについて。

chosun_flg1

日本語版
では、属国旗がきちんと確認できる。

chosun_flg2
朝鮮語版では、国内向けに「大清属国」の部分がレタッチによって消されている

chosun_flg3
英語版になると、右側の宗主国・清の国旗をトリミングで消してある! が、「大清属国」はどうせ漢字だから読めないだろうと高をくくったのか、そのまま。

chosun_flg5
中国語版では、事の経緯や見つかった最古の旗関係なく、ぺらりと一枚旗を掲げただけで終わらせている

国内外への対応の違いに、韓国人特有の捏造、隠し事体質が見え隠れして興味深いですね。

領土について

中国人氏は
「お前たちの国歌の中に”長白山”は韓国領土とあるが、そこが中国の領土というのをお前たちは知ってて歌っているのか? 一体いつになったら修正するつもりだ?」
とありますが、韓国と中国との間でも、領土に関する悶着はあるんですね。「韓国は儒教の国」「東方礼儀の国」だから、父祖たる中国には逆らわないのかと思い込んで(騙されて)いました。でもさすがに日本へのそれのように、警備隊を駐屯させて実効支配するような侵略行為にまでは至っていないようです。

人名、地名の朝鮮語読みについて

「日本を強迫し、韓国人の名前について漢字の日本語読みを許さず、韓国語での発音を用いるように求め、日本政府が漢城を改称し片仮名の「ソウル」とすることを要求した。
中国にも同じ事を要求し始めた。」
と中国人氏は憤っています。これは分かる。とてもよく分かる。中国人が「フー・チンタオと呼べ」と言ったなんて聞いたことがありません。スペイン人が、アメリカに「リチャードと言うなリカルドと呼べ」と怒るという話もまずありえません。
スポーツや芸能などで特に活躍した人は、自然とその人のオリジナル発音に近い読み方で呼ばれたりもします。

しかし、韓国(朝鮮)人は、全ての国に朝鮮流を要求しないと気がすまないようです。韓国人の名前が日本読みで通用していたのは「きん・だいちゅう」が大統領だった時代まででしょうか。最近では、「チェ・ホンマン」だの「ペ・ヨンジュン」だの言わされて、日本人は漢字で表記することさえあきらめているようです。普通に漢字で書いて「さい・こうまん」「ひ・ゆうしゅん」と読ませてほしいものですけどね。

中国5000年、韓国6000年の歴史?

「韓国は6000年の歴史を自称していたが、お前たちの歴史は、先生である大中国が称する5000年の歴史よりもさらに長いとでも言うのか?」と中国人氏は憤ってますが、そもそも中国5000年(あれ、4000年じゃなかったっけ?)という表現自体が、世界史上最大のインチキ(中国の歴史は異民族が入れ替わり立ち代わり中原を支配しただけであり、連続性のある歴史はそれほど長くない)なわけで、それをさらに上回る、小学生にでも分かる嘘を堂々とつく韓国のインチキぶりは度を越えています。

オリジナルを捏造する韓国

日本では、寿司、侍、柔道、剣道、空手など、ありとあらゆる日本の固有文化の精髄を、「韓国起源である」として絶叫し続ける韓国の姿勢が非難されていますが、中国に対しても同じようなことをしているとは。
しかも「漢方薬」を「韓方薬」と書き換えるような姑息な手段で。

国旗を燃やす韓国

「韓国国会議員は率先して暴れ、ソウルの市民は署名で抗争し、毎日中国駐韓大使館の前に抗議に来る。ラッパの呼びかけの騒音は人を煩わせ、また大胆にも大中国の五星紅旗を焼き払った。
中国の国旗はお前たち高麗人が燃やすことができるものなのか? お前たちの乏しい理性で抑えるように頼む方がが良いか? 」

韓国は日米だけでは飽き足らず、中国様の国旗まで燃やしていたわけですね。…まあ、中国も日本の国旗をたまに燃やしたりしていた気がしますが、韓国の「国旗燃やし」はもはや国技の域に達してますね。(関連:気をつけろ!韓国が国旗を燃やしているぞ!

こうした、「韓国人に気をつけろ!」という警告が、中国でどの程度の反応を得られる言説なのかは分かりませんが、日本では中国よりもより強く、直接的間接的に悪い影響を及ぼされ続けています。この中国人の指摘を他山の石として、中韓には気を許さずに距離を置いて付き合うべきでしょうね。

(櫻木)