コラム

そんなことよりこの前、帰りに吉野家行ったんです、吉野家。
でいつもの「豚丼、並、玉子」を頼んで待つこと2分、出てきた豚丼に玉子をかけてさあ食べよう、と思ったら、まったくたまねぎが入っていないんですよ。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
豚丼・牛丼ってのは、あの値段で炭水化物とたんぱく質と、最低限の野菜が取れるからいいわけですよ。それを勝手に「ねぎ抜き」の裏メニューにしてもってくんなと。
「あのー、すいません。これってねぎ抜きですか?」
「いえ、当店ねぎ抜きは行なっておりませんので…」
バーロー!そうじゃなくて、だってねぎ入ってないよこれ。
「はっ!申し訳ございません、すぐに作り直します!」
「いや、作り直さなくていいからさ、たまねぎ足してよ」
「いえ、作り直しますので…」
「だって玉子もかけちゃったし」
「いえ、大丈夫です。作り直します」
「そ、そう…?」

そう答えて新しいのを出してらったけど、全く不愉快でした。その豚丼が、次の客に出されたり店員のまかないに鳴ったり有効活用されるならいいけど、もう玉子をかけてしまったことだし、たぶん捨てられてる。
なんか虫が入っているとか、カエルの足が入ってるとかだったらもちろん即効作り直してもらうけど、たまねぎが足りないんだったら足せばいいじゃない。牛丼なければ豚丼食べればいいじゃない。

以前は、「今日はちょっとあまり食べられないけど、ご飯を残すともったいないから、最初っから少なめに盛ってもらおう」と思って「ごはん少なめで」と頼んだら、普通の量がきたんで「あの、少なめって頼んだんですけど…」て言ったら有無を言わさず取り上げられて作り直されましたからね。ご飯がもったいないから、とかそれどころの話じゃない。

多分「客がクレーム言ったら作り直せ」みたいなマニュアルがあるんでしょうね。ばかばかしい。こんなの、クレームですらない。「新しいのまるごと出せば満足するんだろ?」と考えてるとしたら大間違いです。客には、出された食事は目の前に置かれた時点で既に「自分のもの」というある種の愛着が生じているし、そんなことで食糧資源を無駄にしても気が引けるだけで楽しくないです。

隣の男が、『牛すき焼き鍋』を食べてましたが、どうやら鍋に火が通ってなくて「これ冷たいんだけど」といったら案の定「はっ、申し訳ございません、すぐに新しいものをおつくりします」といわれても「いや、温めてくれればいいから」と押し切っていました。僕も次回からはもっとちゃんと抵抗しよう。吉野家の人もその辺よろしくお願いします。

ところで、『吉野家コピペ』のオリジナル作者でおなじみ(Not Found 2001/04/07 (土))の『Not Found』さんですが、今でも月に一回くらい更新されていて、相変わらずのグルーヴィーな日記で面白かったです。

(櫻木)