コラム

今使っているPCは、5年ほど前に始めて組んだ自作PCだ。当時最新鋭のCPUだったPentium4の2.4GBを搭載、100GBの大容量HDDを搭載していた。

しかし、これまでのヘビーユースでさすがに無理がたたったか、引っ越してから異音を発するようになった。スイッチを入れてからしばらく、「ブーーーーン( ^ω^)」という振動音がなり続けるし、この前は「チリチリ…カチッ、チリチリ…カチッ、」という読み込み音が発生して、「カチッ」と「チリ」の間しか操作を受け付けなくなった。これではブログの更新もできやしない。

そこで新マシンを買い、そこにデータを移行するべく、大容量HDD(500GB)を買ってきたのが先週の話。そのままでは使えなかったので、上海問屋でUSB接続ケーブルを購入。

これは、裸のハードディスクをUSBにつなぐだけで、その場でドライブとして認識してくれる超絶便利製品だ。

元HDDがクラッシュしてしまう前に、急がないと…。と、移行が完了し、さて旧マシンをどうしてくれよう、と思ったらなんだか直った。家電や車は、しばしば不調になったときこうして「もう捨ててしまおうか」と決心すると、不意に直ったりすることが多い気がする。

長く使い続けた道具には何かが宿ると言うが、5年間使い続けた僕のPCが、その高速演算回路に電子の自我を宿してもおかしくないかもしれない。なんせ九十九(ツクモ)電気で買ったからな。

(櫻木)