台湾

もうすぐ、台湾で総統選挙が行われる。国民党(中国統一志向)の馬氏と、民進党(台湾民主)の謝氏の一騎打ちだが、軍配がどちらに傾くか、予断を許さない状況といえる。

最近になって李登輝前総統は、「馬氏が大差で勝てば、台湾の民主化は20年遅れる」と発言した。(アジア・オセアニア/ワールド・スコープ
これはまさにその通りで、のみならず、もしもまた国民党時代に逆戻りした台湾が中国に吸収統一されるようなことがあれば、日本はアジアの中で1番の親日国家という味方を失い、日本のシーレーンは中共の影響下におかれ、代わりに東シナ海で強大な軍事力が日本に突きつけられる、という悪夢のシナリオが実現するかもしれない。

台湾の総統は民進党の謝氏になってもらわないと、日本は本当に困るのだ。

保守系議員の西村眞吾氏も、自身のサイトで次のように意見を表明した。

 先ず、三月の台湾総統選挙。
 この結果次第で、台湾の強力な軍事力が中国の軍事力と合体して、我が国に向かうことになる。つまり、中国国民党の候補者が総統になれば、台湾は中国と合体する方向に向かうのだ。
 四日前に北京で、日中関係に春が来たと言っていた総理は、台湾の総統選挙に如何なる関心を持っているのだろうか。

 そこで、我々は何が出来るか。諸兄姉にお願いしたい。
 総統選挙までに出来るだけ多くの仲間とともに台湾を訪れて欲しい。そして、我々日本人は謝長廷氏を支持すると多くの台湾の人に伝えて欲しい。三月までの海外旅行地は台湾と設定して欲しい。一衣帯水の隣国なので、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジアへの旅行代金で何回も台湾へ行けるはずだ。
 台湾のあらゆる観光地で、また、夜店で、さらに、田舎で、日本人は台湾の総統に謝長廷氏を願っていると台湾の人々に伝えて欲しい。

 旧年十一月、百名を越える人々と「日台同盟推進訪問団」を結成して台湾を訪れた。その後、参加した仲間と情報交換した。
その結果、台湾の人々は、日本人が「台湾人の台湾」を願っていると言えば非常に喜んでくれるということだった。

 長年、国民党の所謂「白色テロ」という恐怖政治のなかで生きてきた台湾の人々は、なかなか自分の政治信条を表明できなかった。その癖が未だに抜けていない。
 しかし、日本人が大勢行って励ませば、「台湾人の台湾」を目指す動きは大きなうねりとなって謝長廷氏当選に結びつくのではないか。・・・これが、台湾をよく知る仲間の意見である。
 よって、本元旦において、多くの仲間が、台湾と日本の幸せのために、台湾を訪れ、一衣帯水の隣人を励ますことを心から願う。
 これが、我々日本人が、日常生活のなかで、アジアの幸せのために為せることである。このような立場に、日本人がいること、これご先祖のおかげと思う。
西村眞悟ホームページ・眞悟の時事通信

というわけで、やはり僕は台湾に行こうと思うのである。

(櫻木)