台湾

「日中友好」という空虚なマボロシ

「日中友好」とか「これからは中国の時代」とか世迷言を言っている人は、本気でそんなことが可能だと思っているのだろうか。

日中友好。日本からの朝貢(ODA)で増強したミサイルの銃口を日本に向け、「日本人には永久に罪を問い続けろ」として国民に反日洗脳をし続け、日本に出稼ぎ強盗をしにくるような国と。友好? 冗談も大概にしてほしい。たとえ性善説に立ったとしても、「日本人は敵だ」と教えられて育った人とどんな友好が可能だと言うのか。

敵視され、蔑視されながら、それでも金を受け取って仲良くしていただこう、と言うのなら、それは既に友好ではなく「隷属」と言う。

台湾海峡の緊張

先週こんなニュースがあった。

政府当局者によると、首都を守る北京、海峡を挟んで台湾と対峙(たいじ)する南京という最重要軍区で2月中旬、若手軍人らが「台湾とただちに開戦すべし」と自分たちの血で書いた実名の連判状を上層部に提出、軍の早急な決起を促した。
中国軍内で“クーデター計画”「台湾と開戦すべし」

ソースがZAKZAKだし続報や他報道がないのでトバシ記事かもしれないが、まあ、ありえなくもない話である。片や世界に見放されたハイテク島国、かたや日本からのODAという名の朝貢で軍事費を大増強させている大陸型独裁国家。

このまま毎年日本が何億何兆と金を注ぎ込み続け、中共が独裁王朝を維持する限り、中台の軍事バランスがいずれ傾くのも当然の帰結と言えよう。

そうなる前に、日本のとるべき道は一つしかないように思える。

すなわち日台同盟を結び、沖縄の米軍基地と協力して、台湾-日本-米軍のトライアングル同盟で中国を牽制する。これしかないだろう。

同じ価値観を共有する国

「民主主義という同じ価値観を持った国」という表現がある。一連のテロ戦争当時に、日米同盟論者たちの間で多用された言葉だ。僕は基本的には反米のスタンスを取っているのであまりこの表現は好きではない(そもそも「民主主義」って価値観か?)のだけど、もしこれが真理だとするならば、なおのこと同盟を結ぶ相手は反日敵視政策を取り続ける独裁国家の支那ではなく、アジア一の親日国でもある民主国家・台湾ではないのか。

それに、日本と台湾とは、民主主義などというまやかしではなく、真に同じ価値観を共有する国だ。

そう、日本精神である。

…だが残念なことに、日本の方が先にこの至純の価値観を手放しつつある。

・参考図書

4094024166
台湾人と日本精神

元日本人の台湾人識者によって書かれた、日本と台湾が分かる本。全日本人必読の書。お求め安い文庫なので、是非。

(櫻木)