チベット弾圧問題

歴史的捏造国家・中国

今回の大事にチベット動乱に際し、中共支那は大量の軍隊を動員しておきながら、「発砲はしていない」「死者は10人」「チベット人が漢人を襲っている」などと、まさにその共産主義的性格をむき出しにした侵略主義、プロパガンダ宣伝を展開した。

しかし、海外の勇気あるNPO法人により、チベット人の被害者達の死体写真が公開された。その銃創も生々しい大量のチベット人被害者達の写真は、中共の「事故で死んだ少数」という見え透いた嘘を一蹴する証拠として、全世界を駆け巡った。(17 March 2008 ←注意!かなりショッキングな死体画像です。)

70年前の日支事変以降の一連の歴史をめぐる宣伝でも見て取れる通り、支那が「相手がこんな非道を犯した!」「相手はこんな悪意を持っている!」と殊更に言い立てるときは、大抵それは真逆の告白である。

チベットの危機

報道によると、大陸で展開しつつある中共軍は、万単位になる大規模な動員のようで、いよいよチベット人には民族存続の危機が迫っている。明日は我が身の台湾にとっても、日本にとっても、他人事ではない。

この動画は、1989年の第一次チベット動乱の際に撮影された動画のようである。非武装、無抵抗のチベット僧に集団で襲い掛かる、エイリアンのような中共兵達。前述のショッキングな被害写真から類推するに、一切の海外報道がシャットアウトされている今回も、おそらく同じような惨劇が、ひょっとするとこれをしのぐ地獄が展開されている可能性は高い。

中共支那による、50年来に及ぶチベットの植民地支配と虐殺によって、チベット人はチベット国内でも少数民族になっている。そして北京五輪を前に最後の望みを掛けたこの全国的な蜂起も、中共によって踏みにじられつつある。「力」を持たぬチベット人にとって、反抗の方法はまさに自分達の「命」を引き換えにするしかなく、もはや風前の灯である。

五輪が平和の祭典?

かつて世界は、ナチスドイツがベルリン・オリンピックをナチスの国威発揚と政治的なプロパガンダのステージとして利用することを許し、ヨーロッパの戦禍とユダヤ人の民族的迫害の悲劇を生んだ。今また、世界は前世紀と同じ轍を踏むのか?

「スポーツと政治とは分けて考えるべき」なんていうキレイ事で、金と欲とを糊塗しているのは誰だ? そこまで言うなら、「金メダル1個の重みは、チベット人10人の命より重い」「120万の虐殺より、13億の消費市場」ぐらいの本音を言ってみるがいい。

(櫻木)