コラム

去年から、「みどりの日」というふしぎな祝日が、「昭和の日」としてリニューアルされました。

みどりの日「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」
昭和の日 「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす日」
(祝日法より)

元々この日は、昭和の天長節、つまり昭和天皇誕生日です。20年前、昭和天皇の崩御に際して、その60年以上にも及ぶ長い治世とご遺徳、またわが国が有史以来初めて対外戦争に敗北したことによる塗炭の苦しみと、そこからの経済的復興などの激動の年月を偲んで、特別に祝日として残されることになりました。おそらく、昭和記念日、昭和の日などの名前がつけられるはずでした。

しかし、例によって左派勢力による「戦争責任」「軍国主義の復活」などの品位のない難癖によって、「みどりの日」という無味無臭なネーミングにせざるを得なかったのです。

以降、20年近くが経って、ようやくここに本来のコンセプトどおり、4月29日が「昭和の日」として制定されたことを喜ぶと共に、先帝陛下を始めとする、昭和の日本人、軍民全ての先人達の労苦と功績をたたえ、偲びたいと思います。

さて、祝日といえば昔は「ハタ日」と言ったくらいで、どこの国でも祝日には国旗を掲げるのが国際的常識であり、日本でもかつてはそうした習慣が根付いていました。 この習慣を復活させるべく、僕は率先して祝日には国旗を掲げるようにしています。

とはいえ小さなアパートなので、玄関のドアにガムテープでミニサイズの国旗を掲げています。普通サイズで掲揚できる家に住みたいなぁ。(あと、「○○の日」「○○記念日」ではなく、「○○節」という由緒あるクラシックな呼称に戻して欲しいなぁ、とも思います。)

(櫻木)