台湾は、一般的に親日国家と言われています。その経緯については、以前まとめました。(台湾はなぜ親日なのか ~台湾史の基礎知識~ – 朱雀式) しかし、領土問題については魚釣島で対立しています。中共と同じく、中華民国としての台湾もこの島の領有権を主張しています。
先日、この島の付近(日本領海)で台湾漁船と日本の保安巡視船が衝突し、台湾漁船が沈没する事件がありました。事件があったのは日本の領海内ですし、乗組員は全員救助されたのですが、台湾は態度を硬化させています。
台湾の劉兆玄・行政院長(首相)は13日、
日台間の領有権争いに関する議会答弁で「最後の手段として
開戦も排除しない」と発言した。
(台湾首相「日本と開戦も排除しない」…尖閣諸島事故・領有権めぐり”)
3月に当選した台湾の新総統は、外省人(大陸系)の馬英九です。恐らくこの首相も外省人でしょう。この動きには、台湾統一派による陰謀が背後にあると考えなくてはなりません。
そもそも、実は馬総統自身が、そんな主張をしていたこともあるのです。
馬総統はかつて尖閣の「中華民国帰属」に関する論文を書き、「日本と一戦も辞さない」と強硬姿勢を示したこともある。
(「馬総統が尖閣の領有権主張 船舶衝突、沈没めぐり」政治も‐外交ニュース:イザ!)
外省人とは、台湾に戦後やってきた国民党系の「中国人」で、人口の15%に過ぎませんが、日本の統治機構をそっくり引き継いだおかげで、8割を占める内省人(元々台湾に住んでいた「台湾人」)を支配し続けています。行政、司法、放送等はほぼ全て外省人に掌握されています。
もし日本と台湾とが本当に戦争になったとして、喜ぶのは誰か。
中国(中共)に他なりません。「中国の領土である台湾を守る」という名目で、大量の人民解放軍を「助太刀」として送り込み、なし崩し的に台湾を占領し、日本を攻撃することができます。
かつて、ソ連コミンテルンの指示を受けた日米内部の共産主義勢力は、日本を勝ち目のないアメリカとの大戦争に追い込むことによって、「敗戦革命」(ソ連による被支配)を起こそうとしました。(結局、日本軍は負けたものの、共産化は失敗しましたが。)
これと同様に、台湾を戦争に追い込むことによって、中共による統一を果たそうとする勢力がいても全くおかしくはありません。
日本はことの是非を見極め、無法な要求には断固とした姿勢で臨み、言うべきことは言うべきですが、台湾との友好関係を保つためのあらゆる努力を払わなくてはいけません。
(…っていっても「あの」中共の奴隷総理だからなぁ…。余計なことを言ったりしたりしてくれなければいいんだけど。)
台湾も、いくら『親日国家』とは言え、日本がいつまでもつれない対応を取り続ければ、やがて心は離れていくでしょう。今まさに、そのツケが回ってきている状態です。日本統治時代を知る老人世代が完全に姿を消し、国民党による反日洗脳教育を受けた世代のみになる前に、何とか手を打ちたいものです。
日本は反日国家よりも、親日国家との関係を重視していくべきだろ、常識的に考えて!
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(櫻木)
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