時事問題

先日、毎日変態新聞が「第三者機関に意見を求める」と発表した。

◇第三者機関に見解求める

 インターネット上には、今回の処分とは全く関係のない複数の女性記者、社員個人の人格を著しく誹謗(ひぼう)・中傷する映像や書き込みが相次いでいる。毎日新聞はこうした名誉を棄損するなど明らかな違法行為に対しては、法的措置を取る方針でいる。

 また、毎日新聞は今回の対応が妥当だったか、社外の有識者でつくる第三者機関「『開かれた新聞』委員会」に見解を求めることにしている。

   ◇   

 ご意見は、「開かれた新聞」委員会事務局(電子メールt.media@mbx.mainichi.co.jp、ファクス・03・3212・0825)へ。
毎日新聞社:「WaiWai」問題で処分 – 毎日jp(毎日新聞)

朱雀式では、この「第三者機関」妥当性について論じた。「第三者」と言いつつ、この委員会は毎日新聞が作ったものだし、宛先のファックスは毎日新聞の読者投稿欄の番号、メールアドレスは普通にデジタルメディア取材班のグループメールだ。こんな自作自演のような検証で、一体何が分かると言うのか?

と指弾したところ、徳保さんからこんな指摘をいただいた。

少し気になって調べてみたのですが、何か問題が起きたとき、当該企業が外部有識者を招いて、再発防止策のチェックをしてもらう、というやり方は珍しくないようです。白い恋人でも不二家でも、そういうことをやってます。より一般的なのは、外部有識者の同意を買収防衛策の発動条件にする、というもの。サッポロビール買収騒動が耳に新しい。「開かれた新聞」委員会はたしかに毎日新聞が設置した委員会ですが、だから不公平な判断が行われるに違いない、と決め付けてよいとすると、社会が成り立たないようにも思えます。
毎日社内の第三者機関?の怪 – 朱雀式

これは不見識だった。なるほど、確かにそういう面はあるだろう。「新聞をチェックする委員会」や「不二家問題を研究する機関」がそう都合よくそこらに転がっているわけはないし。

ただ、

現在のメンバーに毎日新聞と利害を同じくする者がいるので信頼できない、といった立論ならわかるのですが。柳田さんは元NHK記者、吉永さんは元TBS報道局長、玉木さんは元新潟日報記者、田島さんは上智大学の先生ですね。
毎日社内の第三者機関?の怪 – 朱雀式

この辺がねー。信用できないのよねー。元NHKに元TBSって。笑。
しかも柳田氏は「Mr.ゲーム脳」、吉永氏は「魔の731部隊」のプロデューサー。この辺は徳保さんも指摘している通り。

ジャーナリストは、職業柄、専門外のことに嘴を挟んで失笑を買うことが多い。批判の材料には事欠きません。吉永さんの731部隊妄想(帝銀事件もミドリ十字の薬害問題も731部隊の置き土産なのだという)とか、柳田さんの非科学的な若年層批判などなど、脱力感すら覚える主張もされています。
毎日社内の第三者機関?の怪 – 朱雀式

柳田氏はついこの間見かけた週刊誌でも、秋葉原の連続殺傷事件について「インターネット、携帯メールが悪いのだ」と自説をぶちかましていましたし、今回の件も「毎日の姿勢にも問題はあったが、ネットの誹謗中傷が目に余る」とかそんな結論に持っていこうとしてるんじゃないかなあ、と思っています。

ただ、別にこの機関が毎日新聞に対してどんな評価を下そうが、この問題の本質には全く関係ないんですよね。
この事件は、「既に海外に広まってしまった虚報、日本人の名誉毀損にどう対処するか」が問題なのであって、ベストなのは
「毎日新聞が記事の捏造を認め、その総力を挙げて、Web上では全ての記事を復活させて訂正文を併記し、海外に誤解を解く謝罪行脚をし、紙面では全面使って詳細な検証・お詫び記事を5年以上にわたって書き続ける」
ことによって誤解を解くシナリオ。
次善の策としては「毎日新聞の倒産・解体、その原因の世界への発信」で、誤解を解くのは草莽の有志ががんばる、というもの。

毎日新聞がいくら謝罪しようが、誰の給料がなくなろうが首が飛ぼうが、それはもうオマケみたいなものなんですよね(勿論何人か処罰するべきだと思いますが)。

(櫻木)