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さあ、今年もやってまいりました『輝く!朱雀式ブログ大賞2008』のお時間です。
今年は果してどんなエントリーが選ばれているのでしょうか。

最優秀賞

毎日新聞英語版の変態記事がひどすぎる

記事数が多いというのもありますが、毎日新聞関連の記事には多くの標が集まりました。その中から代表して、いち早く毎日新聞問題を取り上げたこの記事に記念トロフィーが授与されます。
この『毎日新聞問題あるいは事件』は、ネットに集結した民衆の声が、実際にエスタブリッシュメントを動かす可能性がある、ということが、おそらく歴史上初めて証明された事件であり、朱雀式が社会派ブログの方向へと大きく舵を切るきっかけになった事件でもあります。

優秀賞

台湾はなぜ親日なのか ~台湾史の基礎知識~

インドネシア独立戦争の記憶 ~インドネシアはなぜ親日か~

(アンケートより)
正しい歴史認識を持つことこそ、反日勢力に対抗する力となり、国益に繋がるのではないかなと思います。

本を読む事が少なくなりましたが、朱雀さんを意識しつつもっと日本のいいところを日本人として知っておくために図書館で借り、本屋で購入して読書もしたいと思います。

明石大佐のスパイ大作戦

今年一番好きだったのは「明石大佐のスパイ大作戦」です。
大日本帝国に想いを馳せ、憧れました。この記事は高校生や中学生や随分いろいろな人に紹介させていただきました。

今年は、総統選の時期に台湾へ、独立記念日にインドネシアへそれぞれ取材旅行に出かけました。その目的国の基本知識を解説したエントリーです。
これらの国は、いわゆる「親日国」だからといって、今の日本人がそれに甘えていてはいけないと思います。この「親日」は、今の日本人が素晴らしいから好かれている、というわけではなく、先代の日本人が文字どおりの血と汗で脈脈と築き上げてきた無形の財産です。むしろ、今の日本政権は、「親日」であることに甘えて、「どうせ放っておいても問題ないだろう」と言わんばかりに、「反日国」の方ばかりを向いています。
こうした風潮が少しでも改まるよう、また親日国の「日本離れ」や愛想尽かしが進まないよう、渡航先での行動やこうしたエントリーの投稿などによって、少しでも貢献したいと思いました。

3つ目は、日露戦争の陰の立役者、明石大佐にスポットを当てた記事です。台湾にある、明石総督の墓参りをしてきたエピソードは、来年どこかで書きたいと思います。

審査員特別賞

インドネシア英雄墓地に行ってきた

朱雀さんとは政治や歴史解釈では違う意見であることが多いですが、インドネシアへのお墓参りのエントリーには感動しました。

インドネシアロケを敢行し、今年のエントリーの中で最も製作費と製作日数がかかったこの記事に審査委員長(朱雀)の評価が集まりました。
特に、墓石が一部損壊して下の字が見えていたという劇的な展開が印象に残った人が多かったようです。(僕がわざと破壊したわけではありません)
ところが、これが以外と票が伸びなかったので、委員長権限で受賞といたしました。記事のコメントは多かったですし、個人的にも思い出深いので…。

ノーコンテスト章

「秋山vs三崎ノーコンテスト」を俺は許さない
逆になぜかこの記事、アンケートでの得票数は最高点を記録したんですよ。
確かに今改めて読みかえしてみても、三沢の天晴れな日本男児ぶりは際立ってますし、日本格闘技界に対する考えは今も変わりません。ただ、これが今年の最優秀作品っていうのもなんか違うかな…と。格闘、スポーツネタはほとんど書きませんでしたし。
ただし、ヌル山の卑怯と非道は永遠に語り継いでいかなければならないので、ここに「ノーコンテスト賞」を特別に授与します。

総評

毎日新聞問題等をきっかけとして、2008年の朱雀式は、これまでよりもさらに主張系、政治系の論客ブログにシフトしていったような気がします。実際に記事リストを見てみると、そうした話題が確実に増えています。

これも時代の趨勢でしょうか。時代は確実に煮詰まってきています。アメリカ発の世界同時不況、格差社会の深刻化、それでも国益をドブに垂れ流すかのような政治家の言動、中韓への際限なき土下座…。

戦前とも幕末とも評される混迷の世の中ですが、戦後60年の支配体制によってすっかりおとなしく飼い慣らされてしまった日本人は、まるでレミングスのように滅亡の縁に行進しているような気がします。

しかし、世論は確実に変わってきています。マスコミが伝えない真の世論はネットの中に喚起され、既存体制の欺瞞はマスコミ不信につながり、社会が微震動を始めています。
21世紀型の市民革命は、ネットから始まるのかも知れません。そんな1年でした。

ただ、朱雀式としてはちょっと大上段に天下国家を論じすぎたので、2009年はもう少し軽い話やどうでもいい話題も盛り込んでいきたいと思っています。
あとは女性読者に配慮して、表参道のスイーツとか、えぇと下北の雑貨屋さんとか、テキストサイト論とかの話題を…。

(櫻木)