政治

政権交代から一夜明けて、台風も過ぎ去りました。
まずは、ここしばらくの朱雀式の民主党批判を受けて、自民党等に投票していただいた皆様、ありがとうございます。そして力及ばず、すみません…って別に私が立候補したり選挙参謀やったりしたわけではないですが。

まずは、ようやく10年ぶりに公明党という国民の支持率が3%弱しかないカルト教団を、政権与党の座から放逐することができた政権交代をお祝いしたいと思います。

それにしても、大敗を喫してのインタビューに応じる麻生総理の態度は立派でした。
私も、この「淡々と勝者を称える」総理の潔さにはっとさせられました。

NHK 麻生総理、民主党を中心とする新政権にはどのようなことを望みますか。
麻生 マニフェストにいろいろ謳われておられますんで、そのマニフェストを実現して行かれるということだと存じますが、いずれにしても国際金融を含めてきびしいものがいくつも我々を取り巻いております。そういったものに関して、きっちり対応していただける民主党の勝利というものを祝福と申し上げると同時に期待も申し上げております。
God Bless You, Mr. Aso, or Father in secret: 極東ブログ

「どのようなことを望みますか?」などと聞かれて、一瞬だけ「ム」と詰まってからのこの言葉。「あんなマニフェストが果たしてどれだけ実現できるんだ?」というかすかな皮肉も感じられますが、祝福と期待、とはっきり言い切っている。これは武士道精神というより、さすが元オリンピック選手のカトリック教徒だけあって、スポーツマンシップの感じられるすがすがしさです。

続けて麻生総理は、こう答えている。

NHK 麻生総理、民主党を中心とする政権には協力をしていくというようなことでよろしんでしょうか。
麻生 我々は常に、お国のためになる、国家・国民の利益になるというように判断すれば当然のこととして賛成をするということは存じますが。

ああ、麻生総理は日本国の首相として、お国のためになるようにと、常にそう考えていてくれたのだなぁ、と。来る日も来る日も、マスコミのネガティブキャンペーンにさらされ、良いことをしても黙殺され、取るに足らぬ揚げ足ばかりとられ、それでもどこかの元総理のように政権を投げ出したりせず、日本を取り巻く厳しい経済情勢と戦って来られたのだ、と思うと、頭が下がる思いがいたします。

久しぶりに、日本の総理大臣に、素直に ねぎらいの言葉を申し上げることができるというものですね。
麻生総理、おつかれさまでございました。
もしも日本のマスコミが変な奴らに牛耳られていなかったら、閣下は笑顔の素敵な名宰相として歴史に名を残したかも知れませんね。
国家と平和のために働く閣下の再起を期待しています。
asou_smile

(櫻木)