政治

舛添要一が新しい政党『新党改革』を旗揚げした。おそらく、世論調査の「もっとも首相にふさわしい国会議員」で1位になったりしたことが、彼の気を大きくしたのだろう。彼は、当初は新党の名称を『ますぞえ新党』にしようとまでしていたらしい。(政党名に個人名は使えなことが分かり断念)

舛添要一は

「鳩山内閣の支持率は急落し、民主、自民両党の支持率も低下している。閉塞(へいそく)感を打破し、開かれた政治を確立する」

などともっともらしいことを言っているが、この新党旗揚げ記者会見の模様を見れば、舛添が首相はおろか、国会議員としても著しく適正を欠いていることが容易に見て取れる。

「新党改革」結党会見

(スタッフが卓上に日本国旗を置く)
司会:それでは、新党結成の挨拶を、舛添代表より、お願いいたします。
舛添:邪魔なんで…邪魔んなるでしょ、これ。
司会:…邪魔になりますか、はい、あのー、ちょっと、大事な日本の国旗でございます。ちょっとそのあたりへ置いておいとってください…。
舛添:皆さんこんにちは、今日は報道陣の皆さん、沢山お集まりいただきました。また支援者の皆様方も、遠路いらしていただきまして…(以下略)

私は、生まれてこの方、「邪魔だから」という理由で国旗を取り払った国会議員を見たことがない。これが国旗と国家に忠誠を誓い、国のために尽くすべき使命を帯びて当選した国会議員の姿と言えるだろうか。
ここには、自分の党の党旗を作るために、国旗を切り貼りして作った醜悪な政党と同様のメンタリティが見て取れる。

舛添要一には、その出自が日本人ではない、とする説がある。真偽の程は定かではないが、日本の国旗に対してこのような扱いをするあたり、まあそう言われても仕方ない程度の国家意識の持ち主であることが分かる。
自民党の比例代表で当選しておきながら、(つまり、『自民党議員だから』という理由で当選しているのに)議員辞職せずに新党を結成するあたりも姑息だ。

舛添要一は、首相はおろか国会議員としてもふさわしくない。

(櫻木)