民主党政権

仙谷官房長官が、自衛隊の中立性について質問されて「暴力装置でもある自衛隊、ある種の軍事組織だから政治的中立を守らなければならない」と言い放ち、失言として問題視されたため、直後に撤回して謝罪した。
官房長官には、「自分の政治的中立性について、もっと反省したらどうか」、と申し上げたい。

仙谷氏、自衛隊は「暴力装置だ」発言 自民の抗議で直後に撤回し「謝罪する」
2010.11.18 11:23
このニュースのトピックス:仙谷官房長官
参院予算委員会で自民党の世耕弘成氏の質問に答える仙谷由人官房長官=18日午前、国会・参院第一委員会室(酒巻俊介撮影)参院予算委員会で自民党の世耕弘成氏の質問に答える仙谷由人官房長官=18日午前、国会・参院第一委員会室(酒巻俊介撮影)

 仙谷由人官房長官は18日午前の参院予算委員会で、自衛隊について「暴力装置でもある。特段の政治的な中立性が確保されなければいけない」と述べた。10日付の「隊員の政治的中立性の確保について」とする事務次官通達に関する質疑のなかで述べた。

 ただ、自民党の抗議を受けて、直後に撤回し、「実力組織と言い換える。自衛隊の皆さんには謝罪する」と陳謝した。

仙谷氏、自衛隊は「暴力装置だ」発言 自民の抗議で直後に撤回し「謝罪する」 – MSN産経ニュース

この「暴力装置」という発言について、マックス・ウェーバー流の社会学的学術用語だ、と指摘し、「だからこれは大衆が不勉強なだけなのだ」と擁護する向きもある。まあそれはそれで、ひょっとしたらそうなのかもしれない。(即行謝ってるくらいだし、十中八九そこまで考えてないだろうけど)しかし問題は、仙谷由人の頭の中にある、反国家、反日本の姿勢である。仙谷官房長官が、自衛隊を敵視していることは間違いない。

これに先立って、仙谷官房長官は、自衛官の言論はおろか、自衛隊施設内における民間人の発言まで「制限する」と発言した。
仙谷氏、自衛隊施設内は「民間人でも表現の自由は制限」発言 自民が問題視し反発 – MSN産経ニュース
おそるべき言論弾圧思想である。このような男が、「影の総理」として、事実上この国の舵を取っているのが現状なのだ…。

そして自衛隊のトップは、言わずと知れた内閣総理大臣だが、もしも総理大臣が公務に当たれない状態であった場合、実際に官房長官が自衛隊の指揮を執ることになる。
この、仙谷由人が自衛隊に命令を出すのだ!
「中国の属国化は今に始まったことではない」と平然と言い放ち、ガス田周辺に出没する支那の盗掘船に対しては「中国調査船がガス田周辺にいらっしゃる」と敬い奉るような男が、である。

このような政権に日本を任せておいては、本当に危険だ。幕末の徳川幕府どころの騒ぎではない。現在の民主党政府の面々は、今すぐに政権から…いや、政治の場から追放する必要がある。

(櫻木)