皇室

きょう、80歳の誕生日を迎え、このようにして皆さんの祝意を受けることに、深く感謝します。今年もあとわずかになりました。喜ばしいこと、心の痛むこと、さまざまなことのあった1年でした。東日本大震災の復興がいまだその途上にある中で、今年は大きな台風が大島を襲い、また、少なからぬ地方が風水害の被害に苦しみました。このような中で、東日本の被災地には、厳しい冬が訪れようとしています。私どもは、これからも被災者のことを思いつつ、国民皆の幸せを願って、過ごしていくつもりです。来(きた)る年が、皆さんにとり、良い年であるよう、心から祈っています。ありがとう。

畏くも天皇陛下におかれては、本日23日の天長節にめでたく傘寿を迎えられ、臣民の前にご健勝なご龍体をお見せになり玉音を賜りました。

冒頭に畏れながら引用させていただいたのは、
陛下が広く国民にむけてお話賜った玉音にして、テレビニュースのように切り貼りしてご紹介するのは却って不敬になるものと考え、全文を掲載させていただきました。

陛下が常にこうしてご自身のことよりも常に臣民の幸せを先に考え、臣民の祝意が嬉しい、と仰せられるのは真に尊い大御心で、このような元首を戴く日本という国は本当に恵まれた国です。

願わくば、街もテレビもクリスマス一色の浮ついた風潮でなく、(別にクリスマスを祝ってもいいのですが)もっと天長節(天皇誕生日の伝統名称)を国を上げて盛大に祝う、そんな国になれたらもっと良いと思います。

参照
天皇陛下お誕生日に際し(平成25年) – 宮内庁

(櫻木)