ブログ論

少し前の話になるけど、「人力検索はてな」で、こんな人が質問をしていた。

1日のユニークアクセスが、平均すれば百数十以下のはてなダイアリー(正に自分とこw)――要するに有名じゃない/過疎っている――の中の人にうかがいます。(以下略)
人力検索はてな

質問の意図自体は良いとして、気になるのがこの前提。

1日のユニークアクセス数が百数十以下なのは過疎ブログ

150人の読者は少ないのか?

何というか、昭和生まれが平成っ子に文句を言うような話になってしまうけど、今の人の数字の感覚っていうのはこんなもんなのかな。

おそらく、今後もある程度までネットユーザーやブログ読者(≧ブログ運営者)は増えていくだろうけど、それでも200、300当たり前の世界になるかどうか。

しかし勝手に断定してしまうと、こうやって始めたときから欲しいもの(読者、反応)が手に入ってしまうと、長続きしないんじゃないだろうかと思う。現にこの人だって、百数十もの読者を擁しながら、「過疎ってる」などと自嘲しているくらいだ。

(ところでここまで書いて気づいたけど、この質問は「ブログ」ではなく「はてなダイアリー」限定だった。こういう世界観がはてな市民らしさ、か。余談)

下積み期間

最近ドラマ化されて人気のコミック『バンビ~ノ!』は、イタリア料理店の厨房を舞台にしたスポ根ものだ(スポーツじゃないけど)。そこでは体育会式に徹底的にしごかれ、へこまされ、主人公のちっぽけなプライドは実世界ではほとんど何の役にも立たないということを思い知らされる。

今でも色々な分野に残るこうした体育会系のシゴキを、「理不尽だ」という理由で無くなればいいと思っている人も多いだろう。しかし今後も完全に無くなることはないと思う。なぜなら、そうして育てられた人間は強いからだ。

叱られるこそ本気で修行をするし、悔しさがあるからこそ長く続けるし、服従するから忍耐力もつくし成長も早い。

下積み期間というのは、仕事においてはもちろんのこと、ブログにおいても6hotの過疎期間というのは重要なんじゃないかと思う。ただ諦めずやり続けること。それが基礎体力を作る。

(櫻木)