日記

手慰みの作りっぱなし料理ではなく、始めて最初から最後まで(献立、食材の買い出し、調理、摂取、後片付けまで)をカバーする、完全なる自炊を行なったので、この日を自炊記念日とする。

俺の、俺による、俺のための、俺の料理だ!


焼きそば
(昼)宮崎黒豚の塩蒸し焼きそば

ピリ辛ピラフ
(夜)半熟卵と黒豚のピリ辛ピラフ

このサイズの写真だと、それなりにうまそうに見える…。が、実態は惨憺たる苦心があった。

まず、まだ鍋が用意できていないので両方とも電子レンジ調理である。まな板もないため、食材はともに全部キッチンバサミでちょきちょきとぶった切った。

・塩焼きそば
レシピでは「中華蒸し麺」を使うとなっていたので、中華麺を買ってきたが、これはどうやら普通にゆでないと食べられない麺だったようで、ホカホカでガサガサでバリバリの、信じられないほどまずい焼きそばになった。具はおいしいのに。「かた焼きそば」みたいにパリパリになってくれればまだ食べようもあるのだが、ただカサカサしているだけだった…。
仕方ないので麺だけ改めて取り出し、湯に浸して電子レンジ2分。ふにゃふにゃしておいしい麺になった…。
次回は素直にマルチャンの焼きそば麺を使う。

・半熟卵のピリ辛ピラフ
粗挽きこしょうとチリパウダーをふんだんにつかった、ジャンバラヤっぽいピラフ。これはまあうまかった。しかし問題は卵。この写真でもどうも半熟卵っぽくは見えないが、これは正確には半熟卵ではなく、爆発卵である。
そりゃあ僕にだって、一般常識として「卵を電子レンジ調理すると爆発する」くらいの予備知識はあった。レシピ本にも従って、水に卵を割り入れた後、卵黄に穴も開けた。しかし穴が1カ所では足りなかったらしい。「絶対キレイに使っていこう」との決心の元に買った電子レンジは、3日目にしてスクランブルエッグにまみれた。卵はぽろぽろしているので、掃除に1時間近くかかった。
あと奥にあるのは、デンマーク王室御用達、カイ・ボイスンのスプーン。こういうところに凝るタイプ。

(櫻木)