仕事のヒント(神田語録)より。
【成功への離陸】
嫌いな人に愛想を使うと、
自分が本来やるべき仕事にかけるエネルギーを浪費する。解説:
凡人が成功に向かって離陸する際には、いままでの人間関係が切れていく
時期がある。凡人でありつづける人は、いままでの属していた人間関係に
引きずられて、行動が起こせない。
前回エントリー『仕事の天地人』でも少しふれましたが、職場の人間関係というのは、とても重要なものです。多くの人が一日の大半を過ごす場で、ともに過ごす人間の影響は、決して小さくありません。
そこにどうしても嫌いな人がいたらどうするか。例えば、顔を合わせるたびに失礼なことや無神経な言葉を投げかけてくる、プライバシーを執拗に暴こうとする、セクハラ・パワハラなど。無神経な人は、こちらが愛想笑いでやんわりと言い返しても、本気でいやがられていることには気付きません。
かといって「我慢すればいい」というのは、建設的な態度ではなさそうです。その場を我慢してやり過ごしたとしても、その人が毎回同じように振る舞うとしたら、ただただそのストレスがあなたに鬱積するだけです。ここでするべきことは、「解消」です。
一度ぶち切れるなどして、こちらの言い分を相手にぶつけ、あとは半分無視で、関係性を絶ちましょう。「怒り」というのはエネルギーがいるので、毎回ぶつけては職場が持ちませんが、毎回ため込むと自分が持ちません。一度それを解放・発散したら、あとは毎回不快な思いをしなくて済むような状態に持って行くというわけです。
その、あなたにとって正当な怒りの解放によって職場の人間関係が壊れるかも知れません。しかし、自分の犠牲によって成り立つ人間関係が、あなたにとってどれほどの価値があるのでしょうか。もし、すでにその職場を離れる気でいるなら幸いです。心おきなく解消しましょう。
(櫻木)