メンズナックル2月号は、なんだかいまいちピンとこないフレーズばかりで、拍子抜けしてしまった。単にこっちが慣れてしまったのかな? いや、そんなことはないと思う。
俺に癒されたければオレ色に染まれ
もうワンフロア上の伊達ワルへ
キレイ顔に生える伊達ワルゴージャス
なんかフツーじゃないですか? やはり「ガイアがオレにもっと輝けと囁いている」「千の言葉より残酷な、オレという説得力」クラスのド級フレーズはそうめったに出てくるものではないのかな。
究極のアメカジ・ロックを見たくはないか?
北風が語るハイエンド・バイカーの哀愁
極寒だからこそ咲く温もりという名の華
ギラつきグレーが奏でる艶出しモノクローム
このハードさでライオンとだって戦えるぜ?
男に生まれた以上、伊達ワルを選ぶのは必然
最後のはちょっと面白いな! でもまあ佳作かな…。
等と、すっかりメンナク評論家と化してペラペラ記事をめくっていたら、あることに気付きました。この雑誌、ファッションスナップのコピーばかりが注目されているけど、記事本文のほうもかなりとんでもない。
次に紹介するのは、レザーアイテムを特集する記事の最初のリード文です。
冬、伊達ワル激モテ戦線を制するにはLEATHERしかない!
リアルレザーの匂い、お前にワカるか? あのフレイヴァーこそが“大人の男臭さ”なんだよ。
試しにタンデムで女を単車の後ろに乗っけて、冬の海までトバしたらいい。レザーのライダースで武装してりゃ、浜辺に着いた瞬間、抱きしめて女の唇を奪っちまったってかまわない。最初はこわばって力が入った女の体も、レザーフレイヴァーが鼻先をくすぐればほだされていくはずだぜ。そうなったら女の方から抱きしめてくるのも時間の問題だよ。
ホテルのラウンジで、夜景を見ながら隣の女に語ってみたっていいさ。レザーのテーラードを羽織って「将来、独立して自分のブランドを立ち上げたいんだ」なんて夢を語ってみたらいい。それがどんなデカい夢だったとしても、レザーフレイヴァーがお前の言葉に説得力を持たせてくれるぜ? 何なら潤んだ瞳でオマエを見つめる女をそのままホテルの部屋にいざなって、ベッドの上で続きを聞かせてやったらいい。
リアルレザーの“大人の男臭さ”は、どんなフェロモンよりも強烈なんだって思い知るはずだぜ。
――確かにレザーアイテムは高額だ。おいそれと手が出せるものでもない。けど“レザーアイテムは一生モノ”とも言う。だから何年、何十年と着れるオーセンティックなデザインをセレクトすれば、実は費用対効果が高いのがレザーなんだ。そう、上物レザーを選べば、決して高い買い物じゃなくなるってわけだ。
そして使い込めば使い込むほど切るものの体になじみ、味が増していくのがレザーってシロモノだ。何年、何十年と一緒にいたら一緒にいただけ、極上のメロー感を放つようになる。
そのときのお前はどうなってると思う? レザーと一緒でメローな色気を醸し出せる伊達ワルキングになってるはずだぜ。
覚えとくといい。レザーは共に成長していける“ダチ”だってことを。
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/_ノ ヽ_\ んなバカな話、あるわけねーだろ!
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/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ (早速明日会社休んで革ジャン買ってくるお!)
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(櫻木)
http://t.co/pY483Blk 面白すぎるだろメンズナックルwww