日本でも、民間や選手個人たちから、少しずつボイコット論、慎重論が噴出してきたことについて、やはり中国の首相が不快感を示したようです。
五輪ボイコット論に首相不快感
2日午前の自民党外交関係合同部会で、チベット問題をめぐり中国を批判する声が相次ぎ、一部出席者から8月の北京五輪について「日本として毅(き)然とした姿勢を示すべきだ」と開会式のボイコットを求める意見も出た。福田康夫首相は同日夜、官邸で「中国政府も努力をしている最中に、五輪に参加しないとか言うべきではない。日本と中国は近い関係にあるのだから冷静に判断しないといけない」と不快感を示した。その上で「誰も五輪の中止を期待しているわけではない。そうならないように中国政府はしっかり対応してほしい」と述べ、中国側に問題解決に向けた一層の取り組みを求めた。
(五輪ボイコット論に福田首相不快感 ― スポニチ Sponichi Annex ニュース)
北京五輪開会式への対応は「中国が努力している最中に、参加するとかしないとか言うべきではない」と述べ、中国政府の対応を見守る姿勢を強調した。
中共が虐殺と人権侵害の事実を隠蔽しようとしている努力を尊重し、偽装オリンピックを華々しく開催させろ、ということです。ふざけてますね。まあ、中共の首相の妄言ですから…って、えぇ? これ、日本の首相の発言なの!?
先日、外相の「ボイコットなどありえない」「成功させて欲しい」という妄言を批判したばかりですが、首相すらもこの体たらくとは…。
いよいよ首相退陣しかないんじゃないでしょうか。こんなリーダーシップも愛国心も責任感も欠如した人物を、これ以上日本の代表として戴くのは無理ってもんです。それに、首相退陣なら胡錦濤の来日も中止になる可能性が高くなります。
そして、次の首相は、少なくとも特定アジアよりもわが国日本の国益と立場を優先する人物になって欲しいと思います。(悲しくなるほど低い望みですが…)
(櫻木)