時事問題

「Webのサービスは無料」という認識が覆されるかも知れない、という話がある。
サービス自体は無料にして、あとは広告収入でまかなう、というスタイルが立ちゆかなくなっているというのだ。

話題になったこのカフェスタの話は、買収の経緯などがお粗末すぎるが、それでも確かに示唆を与えてくれる事例だ。

「サービス維持のためにお金払って」となりふり構わずユーザーに呼びかけたカフェスタ。「広告収入で成り立たせる無料モデルはバブルの産物でもう限界」と社長は言う。
「タダが当たり前」の時代は終わる? カフェスタが「お金払って」と呼び掛けた理由 (1/2) – ITmedia News

今度は、なんとW3Cが支援を求めてきたというのだ。

W3Cは、無料で提供している検証ツールを支援するべく、寄付を受け付けるためのプログラムを立ち上げました。早速、参加してください!
W3Cの検証ツールに支援の手を | Web標準Blog | ミツエーリンクス

W3C、と言っても普通の人にはピンと来ないかも知れないが、HTMLやCSSなど、Webの標準規格を制定し続けている機関である。この非営利団体の活動のおかげで、私たちはIEでもFireFoxでもiPodでも、好きなブラウザ・機器で同じようにインターネットをすることができていると言っていい。

2009年は「参加 JOIN」

自分が恩恵を受けているものには、積極的に支援するべきです。
・W3Cの検証ツール(The W3C Markup Validation Serviceなど)に支援の寄付
http://www.algoritmi.jp/pressrelease/20081222175057.html

そして、自分のビジネスや生存を脅かすものには、徹底的に反対を表明し、活動し、運動に参加する。これが2009年の日本人の選択ではないでしょうか。

愚痴や不平不満は、何も生産しないということに気づかねばなりません。

これからは、参加、JOINが合言葉ですよ。
SEO塾/アルゴリズム社メールマガジン

確かにそうである。自分がお世話になっている物、所属するコミュニティ、恩恵を受けているものは、徹底的に支援していくべきである。
そうでないと、いつそれらが敵対勢力によって攻撃されたり、栄養不足で枯渇して滅亡してしまったりするか分からない。
「マンガが好き」と言いながら、ネットで違法スキャンのZipファイルで済ませているような輩は、その漫画家が餓死しても、日本のマンガ文化が消滅しても、文句は言えないのだ。(小泉元首相は、支援者に『Forever Love 』(X JAPAN)の曲をCD-Rに焼いて配っていたが、麻生首相は自腹でマンガを買っているようなので良い)

そして、僕がたまに読者に若干引かれながらも、愛国ブログ、保守ネタを書き続けるのも、やむにやまれぬこの思いがあるからなのだった。

安全と空気と水がタダ同然、雇用が一生ものだった時代はとうに終わりを告げた。日本の治安は世界一、なんてのほほんとしているうちに、気付けば東亜特定国からの流入犯罪者によって日本の警察官が殺される時代になり、ごく少数だから養ってあげていたはずの「かわいそうな」在日「外国人」のために公金が湯水のように使われ、日本の若者は仕事が見つからず、ハケンやバイトで切られていく。

こうして日本が日本らしさを失っていく行き先は、日本自体の消滅である。

かつて坂本龍馬は西郷隆盛に対し、「日本人同士でいがみ合っているうちに、西洋に国が取られて、シナかインドのような奴隷国家になってしまうぜよ!」と薩長連合の必要性を説いた。当時、多くの人は自分の「藩」のことしか考えていなかったため、この龍馬の『日本人』という概念に新鮮な驚きを覚えたという。

しかし時は流れて戦後60年。日本はまたも外国に国を乗っ取られそうになっている。それに積極的に手を貸さないまでも、手をこまねいて見ていては同じ事である。敵は団結力に物を言わせてメディアや政治を占有し、日本を作り替えようとしている。

こうした、日本国自体の存続や日本人の生存を脅かすものには、徹底的に反対を表明し、活動し、運動に参加する。これが2009年の日本人の選択ではないでしょうか。

維新の志士のような国思う大言論活動とは比ぶべくもないが、僕が結局この朱雀式を政治的な方向性にしてしまったのは、こういった動機による。(真・保守市民の会への参加も)
坂本先生の遺志に敬意を払って自称するなら、「志士ブログ」である。

(櫻木)