先日の記事では、私が珍しく自民党、麻生総理を批判したので、戸惑った方もいらっしゃったかもしれません。しかし私は、自民党はもうダメなんじゃないかと思っています。
総選挙では、私は自民党に投票しましたし、周囲にもそう進めましたが、内心では「かといって公明党を含む政権がこのまま続いていいのか?」「そもそも自民党って保守なのか?」という疑問がつきまとっていました。
自公連立の悪夢
「外国人参政権」を掲げる売国政党である民主党よりはマシだろうと思って応援してきましたが、かといって自民党政権が現実的に私たちの期待に応えてきてくれたわけでもなく、自民党政権が続けば、自動的に某カルト教団がセットで政権与党の座に居座る。教団をカルト認定している海外から見れば、日本の政権がどのように映ったことでしょうか。いえ、海外の目を気にするまでもなく、国民の支持率が3%しかない個人崇拝のカルト教団に国政を牛耳られている、こんな馬鹿馬鹿しい話はありません。
自民党は保守なのか?
そもそも自民党は本当に「保守政党」なんでしょうか。
自民党の中にも加藤紘一や山崎拓、中川秀直に代表される売国奴が大手をふるって存在します。首相が替わるたびに保守派は期待をかけますが、靖国問題でも河野談話、慰安婦問題でも相変わらずの譲歩と妥協で、そのたびに日本はどんどん左方向に流されていくばかり。
名は体を表すと言いますが、そもそも「自由民主党(Liberal Democratic Party)」などという看板を掲げている以上、保守、愛国よりもリベラル方面に流されていくのも無理のない話なのかも知れません。
年齢、システムともに高齢化が進む自民党
さて今回の総選挙では、自民党議員の高齢化が改めて注目されました。
まずは、リストを見て欲しい。年齢も添えてみた。(敬称略)
(略)
これだけの人を、小沢氏は引退に追い込もうとしている。冬柴鉄三氏(73)や、綿貫民輔氏(82)、中山成彬氏(66)のような公明党や元自民議員の高齢落選者を含めれば、今回、政治舞台から退場を迫られるであろう高齢政治家の数は更に増える。ちなみに今回“当選した”自民党議員の平均年齢はそれでもまだ56.6才と民主党の49.4才を7才以上も上回っている。上のリストの人達が全員落ちた後で平均が57才に近いってのはすごい。これが、もし会社だったら、そんな会社の株を買う人はいないだろう。
(略)
いったい自民党って、解散前には何人の70才以上の議員がいたんだ???と聞きたくなる・・・これらの中には政治家として立派な業績のあった方も含まれるだろう。しかしこんな高齢になって、まだ4年間も国会議員でありたいと思った人達が描く「日本の未来」とはいったい、「何年後の日本なのだろう?」、「どんな日本なのだろう?」
『小沢一郎氏の“本当の功績” – Chikirinの日記』
私はこれが小沢の「功績」だとは思いませんが、確かにこうした高齢議員の皆様が、新しい日本のグランドデザインを描くのは難しいかも知れませんし、次の村上龍の指摘にも一理あります。
自民党は、農家、建設会社、中小企業に金をつぎ込むことで、地方有権者の支持を買ってきた。
戦後間もない頃、政治家の主な関心ごとは、コネと水面下の交渉によって企業を自身の選挙区に誘致することのようであった。
彼らは政治家というよりもロビー活動家として機能していたのである。
こんな楽な仕事は他にないだろう。だから彼らは自分の子供に継がせたがるのだ。
『村上龍がNYタイムズに寄稿した文章』
つまりは戦後60年続いた地元への利益誘導型政治が、戦後の復興と国防を無視した高度成長期という特殊な条件下において機能していたものであるということでしょうか。自民党が結党の精神を忘れ、人々が国体護持の重要性を忘れ、経済格差と社会的アノミーがますます加速していく現代社会においては、それは機能不全を起こします。自民党政治は、システムとしても高齢化していたのです。
政界再編に期待する
かといって、私はChikirinさんのように「民主党が少々政権運営にもたついたとしても、上記の人達を国会から追い出した分だけで、「日本の明日は日本の昨日より100倍マシ」になるだろう」
と信じるほど脳天気にはなれませんし、自民党より若いだけで、理念も経験もない素人の寄せ集め所帯の民主党にも、全く期待は持てません。
こうなった以上は、自民党の保守派議員と、民主党内にわずかに存在するまともな愛国議員とで糾合して、真の保守政党ができることにのみ期待しています。
あるいは、戦後のGHQによる思想統制に気づき、日教組による反日教育から覚醒した、真っ当な感覚を持った若者が政界に進出する日を待つしかないかもしれません。
余談
ただしそのときまでに、情報統制と反日教育、外国人権力が完結していなければ、の話ですが。
(その場合、国防、経済、移民など、日本人として真っ当な政策を訴える議員ほど支持が得られず、当選から遠ざかる。外国人参政権が成立すればそもそも日本人というだけで不利になる)
滅びの道をひた走る日本に残された時間は、それほど多くはないのかも知れませんが、最終的には日本人の底力と八百万の神々の加護が、日本を正しい方向に向かわせてくれると信じて頑張りましょう。
(櫻木)
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今回の選挙で私も自民党に投票しました。しかし消去法で投票したに過ぎず、虚しさを感じながらだった。朱雀氏と同じく私も現在の自民党は保守とは言えないと思います。最大の失敗は田母神氏の更迭、中川昭一氏解任騒ぎ、首相の靖国神社不参拝のためといっていい。加えて現状の自民党のごたごた等々。
先日東京に出かけたとき、恥ずかしいことですが初めて靖国神社に参拝に行きました。閉門間近で参拝人は少なかったですが、驚いたことは若者や、外国人の多さでした。都心とも思えない静寂な空間を物思いにふけりながら多くの国民がこの土地に足を踏み入れてもらいたいと強く感じたのはやはりこの土地の”力”でしょうか。目覚めて欲しい、ぶれないで欲しい、マスコミや愚衆に媚びないで欲しい。それが今の私の自民党に対する思いである。
ジルさんや私のような、保守を求める票の受け皿として、自民党にはもっと機能してもらいたいものですね。
自民党は何年も前に保守政党では無くなったと思います。
私が住む九州は宮崎県は保守王国と言われる程自民党色が強かったですが、保守というかリベラルな感が否めませんでした。
民主党が政権をとった今、左へ急速に傾くことは必至です。しかし、もし自民党が勝っていたにしてもだらだらと内輪揉めとなあなあ外交が続いたと思います。私達に出来る事は微力ながらも応援・活動していく事です。