高速道路、子供手当などの民主党が目玉としているバラマキ公約。一体どうなることかと思っていたら、早くもボロが出始めたようです。
鳩山首相曰く、「国民が反対するなら断念する」だそうです。…人のせいですか。
そもそも「財源はあるのか?」というのはさんざん言われていたにもかかわらず、「無駄を省けば大丈夫!」とか大した確証もなく断言して、政権を取ってみたら「探してみたけど無駄はありませんでした」となって今ココ、なわけですが。
鳩山由紀夫首相は15日夕、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ政策について、赤字国債を増発しても実行することに世論の反対が強いと判断した場合は、一部の実施を断念することもあり得るとの考えを示した。首相は就任前、国債を増発しなくても公約で掲げた政策を実現できると訴えてきたが、財源確保の見通しが不透明なことから軌道修正を図った発言だ。
首相は、首相官邸で記者団に「マニフェストより、国債をこれ以上発行してはいけないと、国民の意思として伝えられたら、そういう方向(一部断念)もあると思う」と述べた。
『時事ドットコム:公約実施、一部断念も=国債増発に世論反対なら-鳩山首相』
そもそも、無駄を省くだけならともかく、こども手当なんて扶養者控除を廃止した上での、実質的な増税計画じゃないですか。
高速道路もこども手当も、車もない、子供もいない家庭にとってはその分の税金が一方的に課せられて、ちっともいいことありません。
そもそも、民主党が「目玉」にしていた高速道路無料化からして、お世辞にも国民の賛同を得ているとは言い難いんですが。
世論調査で「高速道路の無料化」に賛成と回答したのは、3分の1以下の26.1%、反対は68.1%と反対が3分の2を超えた。民主党支持層でも56.7%と半数以上が反対。男女別では、女性は30代を除き他の全世代で反対が7割を超える結果となった。
『「民主公約の目玉「高速無料化」 7割がNO!」:イザ!』
それじゃあ一体、どうして民主党があんな圧勝をすることが出来たのかというと、みんな「アンチ自民党」としてしか投票してないわけで、民主党自体に期待している人は多くないし、民主党がどんな危険な主張をしているかを知る人も、非常に少ないわけでしょう。
こういう「オモテの公約」は反故にする代わりに、韓国人参政権のようなウラ公約はどんどん推し進めている。(待ったなし! 外国人参政権問題)
こんな政権に何を期待しようというのか、投票した人に聞いてみたいものです。
(櫻木)
ウラ公約を進める党、カルト宗教団体の党、北の国から来た党、若手が育たない党、イデオロギーの塊の党…。あなたはどれに投票しますか?
投票率が低いわけだ。どれにも投票したくない(笑)!でも日本に関わることだから笑ってられないのが現実。
そうなんですよ。本当に頭の痛い選択肢です…。
70年前に、国家社会主義ドイツ労働党が躍進したときのドイツでも、こういう閉塞感が社会を覆っていたのかもしれません。
最近TVなどを見て感じるのですが、民主党の掲げるマニフェストを見直すべきだとの意見が多い。(当然である)しかしそれでいいのでしょうか。マニフェストを見てそれを信じ投票した人をあまりにも軽く見てはしないかと思うのですが。(誤解されないよう記しておきますが、私は消去法ではあるが自民党に投票しました)日本人は契約や公約を翻してもあまり気にとめないような気がします。どんないい加減なマニフェストでもそれを掲げた以上責任を取るべきだし、できないなら政権を返上すべきであり、国民はそのことをもっと声高に批判すべきではないでしょうか。それをしない保守議員、ジャーナリストを軽蔑します。
確かにこんなふざけたマニフェストは通されても困るのですが、「無理だから変えますね!」で済まされる問題ではありませんね。