とうとう平沼新党が旗揚げされ、その政党名が決まったが…。
新党『たちあがれ日本』
これってどうなんですか。
どうもみんなこの新政党名については論評しづらいようで、普通のネタサイトやニュースサイト以外の、まじめな政治系ブログはことごとく沈黙を守っている。
それもそのはず。みんな待っていたのだ。公明カルト党とくっついてしまった自民党に変わる党を。民主党の暗黒政治を終わらせてくれる、まともな保守政党、日本人による日本人のための政策を考えてくれる政党の出現を待っていたのだ。そして、その受け皿に平沼赳夫の新党がなってくれるかもしれない…。
そんな並々ならぬ期待と注目が集まっていたところに、この政党名。たちあがれ日本。
そりゃあ言葉を失ってしまうのも分かる。まじめな論評をする政治ブログならなおさらだろう。そこで私が、エンタメ系政治ブログとして代表して一筆奏上する。
いや、あのですね。『たちあがれ日本』はないですよ!
確かにインパクトはありますけど、まともじゃない。どちらかというと恥ずかしい。関係者は「参院選で有権者が投票しやすいよう、ひらがなにした」とか言っているらしいけど、どちらかというと恥ずかしくて投票用紙に書きづらい。出口調査とか誰かとの会話とかで投票先を聞かれたときにも答えづらい。
先日の私の心配は杞憂とならず、むしろ予想以上の結果となってしまったわけですが…。「ひらがな」とか言ってるからてっきり「ますらお」とか「あめのむらくも」とか大和言葉で攻めてくるのかと思ったら「たちあがれ」ですからね…。
どうして普通に「維新党」とか「新保守党」にしなかったんでしょうか。この方がよっぽど政党としての信頼感、保守としての安定感が感じられて良いと思うのですが。「たちあがれ日本」はスローガンとしておくべきでしょう。
「たちあがれ、日本! 『新保守党』」
これでいいじゃないですか!
そもそもこの、「投票しやすいように平仮名にする」という、大衆におもねった発想が既にもうだめです。致命的におかしい。だって小学生が投票するんじゃないんですよ? 20超えた成人が、しかもわざわざ近所の投票所に投票しに行くような政治意識の高い人が、どうして「ひらがなだからとうひょうしやすい」なんて考えますか?
投票記入机の前には、親切に政党名と候補者名が書いてあるじゃないですか。そこにあるのを写すだけなんですから、誰だって書けます。そもそも今の政党、みんな漢字でしょうが。
聞けばこの政党名を考えたのは、石原慎太郎東京都知事だという。元作家でもあり、数々のエキセントリックな小説をものにしてきた氏の発想や言語感覚は、やはりちょっと常人には推し量れないところがあり(例えば「断トツ」というのは氏の造語である)、氏の発言は「7割の正論と3割の暴言」から成っているが、今回は暴の目が出てしまったらしい…。
連呼されていれば、そのうち慣れるのかなぁ…。イタリアでは「がんばれイタリア!」という名前の政党が与党になったこともあるくらいだし…。
(朱雀式は「たちあがれ日本」を応援しています。)
(櫻木)
こんにちは。政党名、私も意外でした。
「新党やまと」とか「しきしま」とか予想していたのですが、動詞、命令形とは思わなかったです。
仰る通り、連呼されるうちに慣れてくるのかもしれませんね。
動詞なら 「目覚めよ、日本」も良かったかな?
今考えてみると 「すめらみこといやさか党」 が素敵だったのではないかと。
毎日マスコミによって、「すめらみこといやさか」が連呼されたら言霊の力が発揮されたのになと思うと、ちょっと残念です。
初めまして。コメントするのは初めてですが、以前から拝読させていただいておりました。本当に今の民主党政権には我慢なりませんよね。朱雀式さんの記事に頷き、そして学ばせていただきながら読ませていただいています。
さて、『たちあがれ日本』についてなのですが、なんだかこの党名がやけに不評ですよね。私も最初聞いた時は一瞬「ん?」とは思いましたが、皆さんがおっしゃるほどには変には感じませんでした。
確かにお若い方にはダサい名前と思われても仕方ないと思います。私も昔そうだったのでわかります。しかしこれが不思議なことに三十路を過ぎるとじわじわと胸に熱く感じるものがあるんですよね。
「投票しやすいように平仮名にする」という発想がもうだめ、とおっしゃってましたが、私は高齢者の方が投票しやすいように配慮したのかなと思っていました。お年寄りになるとやはり記憶力も衰えますし目も悪くなりますから、似たような漢字の党名だと間違ってしまうかもしれませんので、よりわかりやすい平仮名でと、ご高齢の方々ならではの配慮だったのではないかと思います。
朱雀式さんのご意見も、ごもっともです。大衆におもねってばかりでは大きなことができなくなりますからね。
しかしここは中身があれば党名などどうでも良いではありませんか。形(党名)だけで見くびる奴らには言わせておけばいいのです。お互い参院選では、恥ずかしがらず、堂々と「たちあがれ日本に入れました!」と胸を張って言いましょう。
これからも朱雀式さんの記事を楽しみにしています。応援しています。頑張ってください。
きっとファーストガンダムが好きだったんですよ
自分的には、自らが丁度ガンダム世代・超合金世代なので同党は嫌いではないです。
「地球連邦」なんて名前も全世界を喰らうみたいで良かったかもしれません。
下馬評ではナカタヒロシの創新党との大合同もありといいますが…全体を良く見ると日本の漫画文化の
護持を訴えた創新党の方が「一馬身差」で先行していました。
学会、原理、アグネス等に侵食された自民党に代わって両党は一大勢力に成長して欲しいです。