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先週ネットで話題になった記事に、『ブログのアクセス数を増やすために試したい15の方法』というものがありました。

こういうネタというのは個人ホームページ、テキストサイトの昔から言い尽くされていることで、烈先生風に言うならば「キサマ等のいる場所は既に我々が2000年前に通過した場所だッッッ―」とでもなりましょうか。


ただ、「ニュースサイトにトラックバック」が「基本中の基本」なんて言い切られているあたり、時代を感じます。昔はこういうアクティブな姿勢は、「アクセス乞食」とか「アクセス至上主義」と呼ばれて軽蔑されたものですし、サイトに広告でも導入しようものならそれだけで本当に乞食扱いされるような、考えてみれば非道い時代でした。

アクセス対策今昔物語

○今 ●昔

○ニュースサイトの記事にトラックバックを打つ
 ●相互リンク依頼をする

○pingを打つ
 ●検索エンジン一括登録をする、

○オフラインの友人にブログを宣伝する
 ●……!?

○イベントに参加して、ブログを宣伝するとともに、イベントのエントリーを書く
 ●オフ会に参加してオフレポを書く

○Google Adsenseを導入する
 ●……!?

○読者を想定する
 ●メエルミイイと書く

○PVを稼ぐために、ブログ内でリンクの張り方を工夫する
 ●良く書けた日記を「テキスト」として別ページに保存する

○ブログ界のハブとなっているブログ(ブロガー)をおさえる
 ●大手と仲良くなる

○季節、イベントを先取りしたエントリーをかく
 ●クリスマスに自虐日記を書く

○Wkikipediaからリンクされるエントリーを書く
 ●愛蔵太におすすめをもらう

○エントリー数を増やす
 ●毎日更新する

○ブックマークに登録する
 ●2chで自演する

○はてなダイアリーでブログをはじめる
 ●Readme、テキスト庵等に登録する

○魅力的なタイトルをつける
 ●更新報告タイトルを工夫する

○エントリーとアクセス数の関係を観察する
 ●アクセス解析を眺めて、面白いキーワードを探す

昔の方がちゃんと考えてたぞ! ということを書こうとしたんですが、どう見ても今の方が洗練されてますね…。今は、アクセス至上主義ではなく、実社会と同様に数の論理や自由経済的な物の見方が反映された、アクセス市場主義社会に姿を変えていたのです。

しかし、フォーマットやテクニックがどれだけマイナーチェンジしても、大事なのは文章の中身、そしてハートであることを忘れないようにしたいですね。いつの時代も、誰かの心を動かすのは、その人の本心から出た真実の言葉だけです。

(櫻木)