時事問題

今7日~11日に行なわれたIHO(国際水路会議)で、韓国は「日本海」の表記を「東海」に書き直させようと執拗な活動を展開したが、結局は却下され、国際的な表記は「日本海」のまま保たれることとなった。

風の丘記念碑事件の経緯

旗焼き国家、韓国 日の丸に着火韓国国内では、これに付随して、日の丸を燃やすなどの激烈な抗議活動が行なわれた。これは、鳥取県にある小さな記念碑から、「東海」の表記が削除されたことがきっかけらしい。

(旗を燃やす韓国人についてはこちら→気をつけろ!韓国が国旗を燃やしているぞ!

「日本海」呼称の正当性や、東海のトンデモなどはいくらでも他で扱われていることなので、詳しくは触れない。ここで取り上げたいのは、この抗議活動につながった、記念碑事件についてである。

事の経緯はこうだ。

  • 1819年、漂着した朝鮮人を鳥取藩が保護
  • 1963年、漂着した朝鮮人を地元民が募金して船修理
  • 1994年、石碑建立
  • 2007年3月、石碑の「東海」削除
  • 2007年5月、毎日新聞報道

鳥取県の琴浦町に、「日韓記念石碑」という記念碑がある。
これは、この地に漂着した朝鮮人を、住民が助けて丁重にもてなしたことを記念するものである。日本人の善良さと、日韓友好の歴史を物語るエピソードだ。

ところが、この石碑に「記念碑は将来にわたり、日本海(東海)が日韓両国にとっての平和と交流の海であることを記念し…」などと書かれていたのだ。

助けた朝鮮人の出身地、江原道との姉妹都市提携をしているとは言え、日韓友好が旗印とはいえ、ここまでご機嫌を伺うのはやりすぎである。しかも、現在進行形で韓国が画策している謀略でもあり、日本側の地名表記にこんな併記があるのは、それに加担するに等しい愚行だ。

市民団体の指摘を受け、今年3月にこの「東海」部分が削り取られ、ひとまず安心、のはずだった。韓国が国内限定で「東海」呼称を使いたければ勝手に使えばよい。巨大な朝鮮半島が日本を覆い隠す地図も、使いたければ勝手に使えばよい。しかし、国際社会および日本国内での「東海」呼称などは言語道断である

真の友好とは何か

ところがこれを、左派新聞が「事件」として、5月になってから報道、例によってマッチポンプ方式で見事韓国からの抗議活動とあいなった。

記念碑がある「風の丘」の様子をWEBで見てみると、「ここは韓国か?」と見間違えるほどの朝鮮様式で統一されている。

日韓友好交流公園 【風の丘・日韓友好資料館・物産館】

どうも現代日本人は、「友好」と言えば相手にこびへつらうこと、相手の言い分を聞いてとにかく気持ち良くさせておけば平和になれると思っているフシがある。

この公園は、日本が韓国に何かを恵んでもらって作っているわけではない。

1819年に韓国を出航した商船が嵐で難破し現在の琴浦町赤碕沖に漂着しました。鳥取藩は船長以下12名を保護し、手厚くもてなして長崎まで送り届け、無事本国へ生還しました。また、1963年にも釜山港を出航した漁船が機関の故障で漂流し赤碕沖に漂着、乗組員8人は地元民の介助と募金等の援助により船体の修理を終え無事釜山港に帰還しました。このような史実をふまえ、漂着地を見下ろすこの地に日韓友好の永続を願い、韓国との交流及び情報発信拠点として当公園が整備されました。

同ページにもこうあるとおり、日本側が朝鮮人を助けた交流史をもとに、今後の友好を願うものだ。事実無根の「東海」表記にしても、書かれていたこと自体が間違っていたのが正常にもどされただけである。

それに対して、「姉妹都市提携を解消すべき」「遺憾だ」等と抗議をする、日の丸を燃やすなどの常軌を逸した行動に出る彼らと、一体いかなる「友好」が可能なのか、首をかしげざるを得ない。

(櫻木)