時事問題

仰天すべきニュースを見かけた。広島にある原爆資料館の展示が、見直されようとしているそうだ。
こう聞いて、一瞬でも「とうとう、アメリカの戦争責任を問う方向に変わるのか。日本もようやくまともになってきたか」と思ってしまった自分が恥ずかしい。現実はその遙か上空を飛び去っていた。


広島平和文化センターの理事長は、展示内容を見直す検討委員会に、中国、韓国人らアジア出身の委員を起用するとして、

「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強いアジアの声に触れながら議論を深め、多民族が共感、納得できる施設にしたい」

等とのたまったそうだ。

理解不能である。南京記念館の話ではない。日本の、広島にある原爆資料館の展示の話である!

広島平和文化センターの正体

この理事長とやらがどんな人物か見てみると

スティーブン・リーパーさん
米イリノイ州出身。平和市長会議事務局員などの実績が評価され、4月23日、原爆資料館を運営する広島平和文化センター理事長就任。59歳。

アメリカ人だった。

日本の原爆資料館の展示を、中韓の意見を取り入れて、当の虐殺国であるアメリカが作り替える。こんなブラックジョークがあっていいのか。そんなことを言うなら、明日から支那全土の南京記念館の内容を僕に見直させて欲しい。南京豆と南京錠と南京玉すだれの歴史の真実が学べる、愉快な記念館にしてみせよう。

広島はなぜ反日的、左翼的なのか

戦前から、日本には社共産主義勢力がソ連のコミンテルンの指示を受けて活動し、工作活動を行なっていた。その目標は天皇制(=絶対君主)の廃止と、農民や労働者による共産主義革命、つまり国家の解体だった。

しかし、20世紀も後半に差しかかり、ソ連の崩壊によって、共産主義・社会主義の理論的敗色が濃厚になると、左翼勢力は際してもその活動目的を社会的に承認されなくなってしまった。

そこで左翼勢力が結びついたのが、戦後の平和運動である。平和運動は、日本人特有の贖罪意識とアメリカ(GHQ)の洗脳政策によって、過去の日本を絶対悪として断罪する性質を持っている。アメリカが犯した戦争犯罪である原爆投下に際しても、「あやまちは二度と繰り返しませぬから」等と懺悔してしまうくらいだ。

日本の国家体制破壊に向ける情熱と、過去の日本を断罪する運動とは、こうして手を組んだ。あるいは、平和運動の側が無自覚に融合した。そんなわけで、自然とその主張と運動は反日の方向に固定されるわけである。

そして今、ソ連とアメリカと中国と韓国が手を結んで、人類史上最悪のA級戦争犯罪(人道に対する罪)である原爆投下が、正義の爆弾として修学旅行生に教え込まれるわけだ。

広島市は、原爆資料館の運営者と展示内容を、公平かつ日本の立場に立ったものに即刻変えよ。

スティーブン・リーバーの正体については、こちらに詳しい。
広島発 原爆投下のススメ…唯一の被爆国という大嘘 東アジア黙示録  /ウェブリブログ

資料館展示見直しに中韓の声 ’07/5/31
 原爆資料館(広島市中区)を運営する広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長は30日、館の展示内容を見直す検討委員会に、中国、韓国人らアジア出身の委員を起用する方針を明らかにした。リーパー理事長は中国新聞のインタビューに、「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強いアジアの声に触れながら議論を深め、多民族が共感、納得できる施設にしたい」と述べた。

(櫻木)