チベット弾圧問題

中国による大規模な人権侵害 ――チベットの大虐殺は死者500人、負傷者1万人か

チベットで中国の軍隊と警察によって実行された残虐行為が、衛星画像によって明らかになった。抗議運動に参加したチベット人の死者は500人以上、負傷者は1万以上にものぼると推定される。

新華社通信による公式発表では、中国側は死者はわずか10人と主張し、首都のラサでは暴力的なチベット僧によって店や車が放火され、首都のラサでは暴徒が銃撃していると報じられた。

これに対し、今や世界中が北部インドにあるダライ・ラマのチベット亡命政権の声明を待っている。

中国は依然として、チベットを厳戒態勢下においている。 外国人には特別な旅行許可証が要求され、監視区域以外の、問題地域へのアクセスがジャーナリストに承諾されることは滅多にない。

しかし、中国はアンダーグラウンドの通信社からの衛星画像やレポートまでは、否定しきれないだろう。

IndiaDaily – Tibet massacre – more than 500 killed, 10,000 injured – a massive violation of human rights by Chinaより桜木朱雀が翻訳

中共は、相変わらず情報を厳しく制限し、「死者は10人」「銃などは一切使っていない」等と強弁している。

これに対し、当然世界各国から非難の声が寄せられている。いずれも中国の武力弾圧や、異民族への圧政を強く非難するものだ。また、各国の平和団体からは当然のように五輪ボイコットの声が大きくなっている。

これに対して、我が国の対応はどうかというと…。

藪中外務次官:
「(中国政府とチベット側の)双方の関係者が冷静に対応を」

高村外相
(五輪ボイコットについては)「ない。北京五輪は成功裏にやってもらいたいと日本政府は考えている」

(中国側がこの問題での国際調査団の受け入れを事実上拒否していることに関し)
「なるべくオープンにして中国側の言う通り『中国は乱暴なことはしていない』と国際社会が分かるようにした方がいい

「高村外相「五輪ボイコットせず」」政治も‐イザ!

馬鹿なんじゃなかろうか。外相の発言がコレである。

五輪ボイコットという、西側の平和勢力として今一番シナに対して効果のある外交カードを早々に捨て去っている愚行もさることながら、「中国は乱暴なことはしていない」なんて本気で信じているのか?

この外務大臣の発言は、塗炭の苦しみを味わっているチベットの民衆のことを毫も考慮していないばかりか、中共政府による民族弾圧に間接的に協力する妄言である。

日本の「市民団体」やメディアは、こういう妄言をこそ問題発言として追求せよ!
そして、40年前のベトナムではなく、現在進行形の人権弾圧や帝国主義にこそ抗議せよ!

そして僕は自由と平和を愛する日本臣民として、中共の侵略主義に協調する高村外相の罷免を要求する。

(櫻木)