20世紀最大の悪役国家と言えば、ナチスドイツがその筆頭に上げられます。国策として、民族の根絶までをも目的とした大量虐殺を犯したのは、ナチスドイツだけだったからです。
しかし今、21世紀にそれをやろうとしている国家があります。それが中共支那です。
前世紀、1950年にチベットを侵略した中共は、以来弾圧と虐殺を繰り返し(今、中国がチベットで何をしているか – 朱雀式)、これまでに虐殺されたチベット人の数は120万人とも言われています。これを大虐殺と言わずしてなんというのでしょうか。
1989年、チベットの独立を求める民族運動が盛り上がり、これに対して中共は大規模な軍隊を派遣し、徹底的に鎮圧、またもチベットの民衆を大量虐殺しました。
この「チベット動乱」ときのチベット自治区の共産党書記が、“虐殺魔王”こと胡錦濤その人です。彼はそれまであまり目立たない存在だったのが、このときの「手腕」が鄧小平に評価されたおかげで、現在の地位があります。
そして歴史は繰り返す。今また、チベットで独立運動が弾圧されています。奇しくも首相は“虐殺魔王”胡錦濤です。
それなのに、ああそれなのに。日本の外務省ときたら、この体たらく…。
藪中三十二外務次官は17日の記者会見で、中国チベット自治区の騒乱が5月前半で調整している胡錦濤国家主席の来日に与える影響について「基本的に関係ない」と語り、切り離して考えるべきだとの認識を示した。
人権問題に敏感な米欧諸国が人権問題などで強い立場を示した場合、日本政府も新たな対応を迫られる可能性もある。
(NIKKEI NET:胡主席来日、外務次官「関係ない」・チベット騒乱)
外務省には、いわゆる「チャイナスクール」と呼ばれる、親中派が存在することで知られていますが、まさかこれほどとは…。これでは害務省、心中派(中共と無理心中)です。
しかもなんですかこの情けないニュースは。「欧米諸国が強い立場を示した場合、日本も」って、そんな風見鶏で欧米諸国が、いや日本国民が納得すると思っているのでしょうか。
本来なら胡錦濤の来日など見送り、いや中共とは国交を断絶したいところですが、どうしても胡錦濤が来ると言うならば、格なる上はかつてのロンドンっ子にならって、日本もチベット旗で「歓迎」するというのもいいと思います。
大規模OFF板【胡錦濤来日時に東京をチベット旗だらけにするOFF 】@ wiki – トップページ
世界にニュースとして報道されるのは、通常は外務省発言のような、官僚・政治家の公式発言のみです。このままでは、世界に「日本は中共のコバンザメ」「日本はチベット虐殺に反対しない」と思われてしまいます。
小さくとも、できることから。NO CHINA、FREE TIBET!
(櫻木)