チベット弾圧問題

チベットで「暴動」が発生、中共(中国共産党)政府が鎮圧と隠蔽に躍起になっているようだ。

以前もとりあげた(今、中国がチベットで何をしているか – 朱雀式)が、中共は現在、チベットを軍事力で侵攻し、占領下においている。「チベット自治区」などとは名ばかりで、抵抗するチベット仏教の僧侶らを考え付く限りの残忍な方法で殺害し、計画的に「断種」と「漢民族交配」を実行し、チベット民族自体を抹殺しようとしている。つまり、第二次大戦下にナチスドイツが行なったようなホロコーストを、現在進行形でやっている狂気の政権が中国共産党なのだ。

僕は、海一つ隔てて中国大陸と接し、中共というアジアの狂犬と向き合う国に生きる人間として、チベットの自由をかけた民族の戦いを支持する。我々文明社会に生きる人間は、中共政府が国際社会の目を欺くために発信している「暴動民衆=加害者」として、チベット人を悪者に仕立て上げるような報道は、疑いの目で判断しなくてはならないだろう。既に死者の数だけでも、中共の情報とチベット亡命政権の情報ではかなりの隔たりがある。

もちろん、チベット亡命政権の情報が常に正しいとは限らないが、中共が政治的意図を持って発信する情報は、今まで偽りのみだったことを、さすがに日本人も学習していい頃だ。

そしてダライラマのチベット亡命政権の情報によると、当初は平和的なデモだったのが、警官、軍隊側の発砲によって暴動に発展したらしい。そして、発砲の契機になったのは、どうやらチベット人に変装した支那人だったらしい。虐殺と便衣兵とプロパガンダ。70年前から変わらぬ、支那のお家芸である。

一部の警察官は僧侶に変装してデモ隊の鎮圧に当たり、これがデモ隊をさらに挑発する格好となって警察車両の焼き打ちにつながったという。
時事ドットコム:「死者100人情報も」=抗議行動続く-チベット亡命政府

これでもまだ国際社会は「12億の消費市場と世界の工場」のために、チベット人を見殺しにし、中国を甘やかし続けるつもりなのだろうか。今からでも遅くはない。北京オリンピックのボイコットについて、本気で考えるときが来ている。

胡錦濤来日? 当然中止だろう。

(櫻木)