時事問題

前回、こんにゃくゼリーを規制しようとする国会議員について指弾しましたが、もう少し考えてみます。
こんにゃくゼリーを規制する議員の不見識を問う-朱雀式

誰のための消費者庁か

まず、この「消費者庁」というののは、誰のためのものなんでしょうか。福田前総理が「消費者のために」とか言い出したときから胡散臭さを感じていましたが、僕は一国民、臣民のつもりはあっても、「消費者」なんて品の無い言葉で全人格をくくって欲しくありません。

まあ言葉のツッコミはさておいても、これが食の安全が叫ばれている昨今、国民(消費者)の人気取りのために設置されようとしていることは想像に難くありません。
いえ、人気取りでもいいんですよ、結果が正しければ。しかしこんにゃくゼリーの一件を見る限り、お粗末この上ない。

消費者が何を本当に求めているかと言えば、こんにゃくゼリーのような良質な国産商品が安全に流通することであって、国家権力によって不当にそれが奪われるのは本末転倒です。

こんにゃくゼリーは規制されるべきか

方々で語り尽くされていることではありますが、こんにゃくゼリーの死亡件数の何十倍も、モチによる事故死が発生しているわけです。しかも最新の事件では、1歳の乳児です。そりゃ与えるほうが悪い。
あれだけ大きな注意書きを書いておいてもダメなんだったら、タバコ訴訟が起こったらは日本全国でJTの敗訴ということになります。

マンナンライフを殺すのか

そして、マンナンライフという会社は、その売り上げのほとんどを主力製品であるこんにゃくゼリーでまかなっていました。ということはつまり、消費者庁がマンナンライフを殺すということになります。他社製品はおとがめなしなのか? マンナンライフが倒産したらどうするのか? 倒産後、路頭に迷った社員が自殺、一家心中などしたらどう責任を取るのか?
そういった疑問のことごとくに応えられず、ただ浅はかな人気取りのためだけにこのような蛮行に出た「消費者庁」というモンスター権力に、我々消費者はNoと言わなくてはいけないでしょう。

中国の毒食品をスルーして日本企業を潰す消費者庁

そもそも、どうしてこんなに食の安全に対する声が高まっているかと言えば、いわゆる中国、支那産の毒食品のせいですよね。ところがたとえメタミドホスで子供が死にかけてもおとがめ無し。
中韓の忠実な下僕だった福田前総理の肝煎りで設置されようとしているこの消費者庁、「日本企業を潰し外資(朝鮮系)やカルト企業を繁盛させるための謀略」という推理が行きすぎにしても、何やら不穏なものを感じるのは僕だけではないでしょう。お世辞にも「消費者の味方」にはほど遠い。

(櫻木)