ライフハック

健康のためなら死んでもいい!
こんばんは、健康評論家の桜木です。去年読んだ健康関連の本の中で、ベスト1をあげるとしたらこの本ですね。

6つの生活習慣でガン・難病を治す

現役の医師がここまで書いていいのかという、本音と真理が満載された本です。
全ての医者が、常に病院で本当のことを言うかというと決してそんなことはなく、たとえば今糖尿病で足が悪くなったりすると、「じゃあ切りましょう!」となる。実際は切らなくても治るようなケースでも、ばっさり切ってしまう。なぜかというと、手術したらお金が入るから。
あとは症例分解主義なので、風邪を引いたらとにかく風邪薬と解熱剤を何種類も処方したりする。(風邪の症状や熱を薬で抑えたら、かえって長引くこともある)

でも本当は、正しい生活習慣を手に入れれば、病気にならないし、病気になってもちゃんと自然治癒力が働いて治るのです。

ここで言う「正しい生活習慣」というのは、動物の本能や、人間の本来の身体機能に即した習慣のこと。

3つの重要な生活習慣

具体的には

  • 鼻呼吸をする
  • 冷たい食べ物・飲み物を避ける
  • 8時間寝る(横になる)

というもの。これらの、言ってみれば「当たり前の話」が、ミトコンドリア理論で丁寧に解説されています。
実際6つ紹介されていますが、僕がみたところ、この3つがエッセンスで、後はそこまで重要ではありません。どうしても気になる人は本で確認してください。

それぞれ補足説明すると…

鼻呼吸をする

哺乳類で、口呼吸をする(できてしまう)のは人間だけ。口で呼吸をすると、のどからばい菌が入ってリンパから全身を駆けめぐり、病気になりやすくなります。アトピー、小児白血病などの原因にも。
要するに、のどはすでに内臓の始まりなので、外気にさらさない方がいい、という当たり前の話です。

冷たい食べ物・飲み物を避ける

冷たいものを常習的に摂取すると、体温が下がり、ミトコンドリアの働きが鈍るので免疫力が低下します。
昔の人は、夏でものどが渇いたときはお茶を飲んでいました。冷水が体に悪いということは昔の一般常識だったんですね。

8時間寝る(横になる)

重力に逆らって立ったり座ったりしている間は、体の造血機能が働かず、新陳代謝がうまくいきません。その結果、寿命が縮まります。

一般的に哺乳類は、成長完了時の5倍が寿命です。犬や猫(2歳で成長完了)は、飼育条件がいいと10倍の20歳まで生きることもあります。しかし人間は重力に逆らって生きているため、成長完了(24歳)の5倍は生きられません。これはそれだけ二足歩行が体に負担をかけているからで、1日の1/3程度は横になって(眠らなくても)、体を重力から解放する必要があるというわけです。
「短眠法」とかも世の中にありますけど、それは精神を病む危険性だけでなく、体に対する考慮が足りないんじゃないかと思います。

離乳食は5ヶ月から?

他にも、育児、小児医療について書かれた第4章も、これからの時代、ますます重要になってくると思われる指摘が満載です。
たとえば、現在は生後5~6ヶ月くらいから市販の離乳食を与えることが推奨されているようですが、市販の離乳食に多く含まれるタンパク質で、赤ちゃんの腸内環境が悪玉菌に塗り替えられてしまうそうです。

赤ちゃんは母乳をほしい、母親は赤ちゃんに与えたい。それを無理矢理引き離すのが「断乳」ですが、動物の本能、生物の機能面から言っても、これは理屈に合わないことだと思います。(母乳が出ない場合でも、前述のような理由から乳児用ミルクやミルクがゆ がいいそうです)

1980年に「乳児ボツリヌス菌事件」というのが世界的な問題になり、WHOが「赤ちゃんは2歳過ぎまで母乳中心で育てるのが望ましい」と勧告を出しました。
ちなみに先進国中、これを無視しているのは、日本だけだそうです。

子供は、未来の日本を担う国の宝です。赤ちゃんも我々も良い習慣を身につけて健康になって、日本の復興を目指していきたいものです。

(櫻木)