時事問題

今日は終戦(敗戦)記念日です。有史以来、日本が初めて対外戦争に敗れたことを記憶し、不敗の誓いを新たにして英霊と戦没者を追悼する日ですね。

さて、ちょっと長いのですがある人の書いた本の中の発言を引用してみます。

1978年に結ばれた日中平和友好条約の一条と三条では、互いに内政干渉はしない、とうたっている。一国の指導者が、その国のために準じた人々に対して、尊崇の念を評するのは、どこの国でも行う行為である。また、その国の伝統や文化にのっとった祈り方があるのも、ごく自然なことであろう。

2005年6月、私は、訪日中のインドネシアのユドヨノ大統領にお会いしたとき、小泉総理の靖国参拝について、「わが国のために戦い、命を落とした人たちに対して、尊崇の念を表すと共に、その冥福を祈り、恒久平和を願うためです」と説明した。すると大統領は、「国のために戦った兵士のためにお参りするのは当然のことです。」と理解を示してくれた。世界の多くの国々が共感できることだからではないだろうか。

(『美しい国へ』 安倍信三 著)

ちょっとこのタイミングでここを引くのは意地悪かもしれませんけど、安倍総理は結局「この問題が外交、政治問題化している」「参拝したか、しないか、申し上げるつもりはない」とあいまいなことを言って結局参拝しない、という情けない行動に出ています。これが美しい行動なんでしょうかね。

それに比べたら、思想も信条もなくても参拝を続けた小泉前総理はよっぽど立派です。あと、他のいい歳したおっさんたちが家でテレビを見ている中、たった一人で参拝した現役閣僚、高市早苗氏も立派です。

また、この日は「終戦記念日」とされていますが、全世界で終わったわけではありません。特に、日ソ戦争は、実にこの日8月15日に始まっているのです。

日本が停戦命令を受けて武装解除を進めているときでした。突如として、大量のソ連軍が北海道目指して侵攻してきたのです。アメリカの西進に備えていた北の国境部隊は、勇敢に戦いました。

詳しくは、『占守島の戦い ~北海道を守った男達~ – 朱雀式』をご覧ください。合掌。

(櫻木)