時事問題

民主党の小沢代表が突如として辞意を表明した。
最初は理由が分からず、会見を聞いていても「で、なんで?」という疑問が消えなかった。

福田総理との2人きりの会談を重ね、大連立構想が否定されたことについて、「政治的混乱が生じたけじめをつける」と称しているわけですが、どうもピンとこない。

あげく、「民主党は力量不足」「マスコミは捏造報道ばかりしている」と(これはマァ本当のことなんですが)、当たり散らして退場。

しかも自らの辞任については、辞表を提出しながらも「判断は党に任せる」と伏線を張っておく。そして次の日になったら「特に連立にこだわりはない」って、じゃあ辞める理由がなくなっちゃうじゃないですか。これじゃあしょうがないですよね。慰留するしかない。

これが、最初から慰留されることを見越してのパフォーマンスだとすれば、なんともあざといというか、見苦しい話です。「おまえら、俺が引退したらどうするんだ。困るだろう。えっ?」と子分を恫喝する疎まれ者の兄貴です。そんな上等なもんじゃないか。「別れる」「別れる」言ってるんだけど、引き留めて欲しくて言ってるだけで、結局全然別れる気のない恋人の痴話げんかみたいなもんですな。

こんなスクラップ&スクラップ、何一つ生産的なことができない老害政治家には、どうぞそのままご退場いただきたいところである。でも前述のような事情で、結局辞めないんだろうな。

(追記:やっぱり「辞意撤回」でした。小沢代表、辞意を撤回
次の流行語は「オザワる」かな。)

(櫻木)