日記

さて、三が日のうちに、毎年初詣に言っている崇敬神社に参ってきたわけですが、途中まで書いてふと去年の過去ログを見てみたら、ほとんど同じ行動をしていたので、引用すれば済むような気がしました。

“剣道発祥の地”、天真正伝香取神道流の発祥の地である香取神宮に、今年も旧年中の加護と、新年の武道修行の進展を祈願しに行って参りました。

が、今年は例年と違うのは、生まれて初めて昇殿して正式参拝を行なったこと。普段は通常参拝のみだったので、賽銭箱の前に立って拝みつつ「なんだか昇殿している人の背中に祈っているみたいだなあ…」と勝手に被害者意識を感じ、「今に見てろ!」と思っていたのですが、意外と簡単にVIP待遇を得ることができました。

社殿の横に受付があり、そこで用紙に記入をし、お玉串を5千円収めると、控え室に案内されました。そこで茶を飲みながら神社関係の機関紙など、珍しい配布物を呼んでいると、2~30分で入れ替えが行われます。ちなみに、大体どこの神社でも受付けは16時くらいまでなので、この日はギリギリでした。どんな人が申し込むんだろうか、と控え室の中をそれとなく観察してみましたが、皆「普通の人」としかいいようのない人たちばかりでした。家族連れが多かったかな。

神前に案内されると、そこは100人くらいが座れるスペースがあり、そこに着座して神職に祈祷をしていただきます。というか、「我々の代わりに神職が神に祈る」という形をとるので、随時こちらも拝礼します。祝詞のあと、よーく耳をすましていると、自分の名前が呼ばれるのが分かります。

5千円以上というのは、目に見えないものに対する出費としては少なくないものなので、そう頻繁にはできないと思いますが、年に一回、初詣のときくらいはこうして正式参拝をしてみてもいいのではないか、と思いました。あと、昇殿参拝をすると、境内の神札授与所ではいただけない、箱状の大きな神札と、お神酒、しゃもじなどがいただけるので、お得かもしれません。ただしこの神札は大きすぎて神棚に入りません。

あと、これも毎年書いてるけど、香取神宮は参道の焼き団子がマジでうまいので、これは通年おすすめです。「これだけはいっとけ!」です。参道の入り口に一番近い、可愛い売り子さんがいるところがいいです。ここんちの甘酒と団子でしめくくるのが、朱雀式初詣スタイル。

あ、それと例年と違ったことがもうひとつ。今年は念願の黒木刀を買いました!(剣道発祥の地ということで、参道の土産物屋に木刀がたくさん置いてある。この木刀は香取神道流オフィシャル木刀。ちょうどこれを買ったときに横を通った中2くらいの少年が「そろそろもう一本、新しい木刀買うかな」とかでかい独り言を言ってて、「中2…!」と思った。黒い武器は、闇夜の戦闘に効果を発揮します。(最強伝説 黒沢))


樹齢千二百年とされるご神木の前で。

(櫻木)