よく「世界一平和な国」と評されたり「日本の安全神話は崩壊した」とささやかれたりする日本。一体その真の実力はどのくらいなのでしょうか。イギリスで調査分析されたランキングによると、2008年の日本は5位でした。ちなみに同調査では2007年も日本は変わらず5位でした。
英経済誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)などが140カ国の政情や治安状況を分析し、ランク付けした「世界平和度指数」2008年度版が20日公表された。日本は昨年と同様5位で、主要8カ国(G8)中では最高。隣国と緊張関係にあるものの、重大犯罪が少なく、政情も比較的安定していることなどが評価された。
(1)戦争や内紛が起きたか(2)暴力犯罪のレベル(3)政治的安定性(4)テロ発生の潜在性-など24項目について分析し、数値化して国別比較した。トップはアイスランドで、デンマーク、ノルウェー、ニュージーランドが続いた。最下位はイラクで、ワースト2位はソマリア。ほかは英国49位、中国67位、米国97位などとなっている。
時事ドットコム:「平和度ランキング」日本5位=140カ国中、G8では最高
こうなるとトップやビリまで全ランキングが見たくなるのが人情というもの。公式サイトからフルランキングを見つけたのでざっくり見てみましょう。
国 ランク スコア アイスランド 1 1.176 デンマーク 2 1.333 ノルウェー 3 1.343 ニュージーランド 4 1.350 日本 5 1.358 アイルランド 6 1.410 ポルトガル 7 1.412 フィンランド 8 1.432 ルクセンブルク 9 1.446 オーストリア 10 1.449 カナダ 11 1.451 スイス 12 1.465 スウェーデン 13 1.468 ドイツ 14 1.475 ベルギー 15 1.485 スロベニア 16 1.491 チェコ共和国 17 1.501 ハンガリー 18 1.576 チリ 19 1.576 スロバキア 20 1.576 ウルグアイ 21 1.606 オランダ 22 1.607 香港 23 1.608 ルーマニア 24 1.611 オーマン 25 1.612 ブータン 26 1.616 オーストラリア 27 1.652 イタリア 28 1.653 シンガポール 29 1.673 スペイン 30 1.683 ポーランド 31 1.687 韓国 32 1.691 カタール 33 1.694 コスタリカ 34 1.701 エストニア 35 1.702 フランス 36 1.707 ベトナム 37 1.720 マレーシア 38 1.721 ラトビア 39 1.723 ガーナ 40 1.723 リトアニア 41 1.723 アラブ首長国連邦 42 1.745 マダガスカル 43 1.770 台湾 44 1.779 クウェート 45 1.786 ボツワナ 46 1.792 チュニジア 47 1.797 パナマ 48 1.797 イギリス 49 1.801 モザンビーク 50 1.803 ラオス 51 1.810 キプロス 52 1.847 ザンビア 53 1.856 ギリシア 54 1.867 ガボン 55 1.878 アルゼンチン 56 1.895 ブルガリア 57 1.903 タンザニア 58 1.919 ニカラグア 59 1.919 クロアチア 60 1.926 リビア 61 1.927 キューバ 62 1.954 モロッコ 63 1.954 赤道ギニア 64 1.964 ジョーダン 65 1.969 ボスニア・ヘルツェゴビナ 66 1.974 中国 67 1.981 インドネシア 68 1.983 エジプト 69 1.987 パラグアイ 70 1.997 セネガル 71 2.011 カザフスタン 72 2.018 マラウィ 73 2.024 バーレーン 74 2.025 シリア 75 2.027 ルワンダ 76 2.030 ナミビア 77 2.042 ボリビア 78 2.043 アルバニア 79 2.044 ペルー 80 2.046 ブルキナファソ 81 2.062 ドミニカ共和国 82 2.069 モルドバ 83 2.091 ウクライナ 84 2.096 セルビア 85 2.110 バングラデシュ 86 2.118 マケドニア 87 2.119 モンゴル 88 2.155 エルサルバドル 89 2.163 ブラジル 90 2.168 カンボジア 91 2.179 カメルーン 92 2.182 メキシコ 93 2.191 ベラルーシ 94 2.194 パプアニューギニア 95 2.224 ジャマイカ 96 2.226 アメリカ合衆国 97 2.227 トリニダード・ドバゴ 98 2.230 マリ 99 2.238 エクアドル 100 2.274 アゼルバイジャン 101 2.287 トルクメニスタン 102 2.302 グアテマラ 103 2.328 ホンジュラス 104 2.335 イラン 105 2.341 イエメン 106 2.352 インド 107 2.355 サウジアラビア 108 2.357 ハイチ 109 2.362 アンゴラ 110 2.364 ウズベキスタン 111 2.377 アルジェリア 112 2.378 フィリピン 113 2.385 ウガンダ 114 2.391 トルコ 115 2.403 南アフリカ 116 2.412 コンゴ(ブラザビル) 117 2.417 タイ 118 2.424 ケニア 119 2.429 モーリタニア 120 2.435 エチオピア 121 2.439 コートディヴォアール 122 2.451 ベネズエラ 123 2.505 ジンバブエ 124 2.513 スリランカ 125 2.584 ミャンマー 126 2.590 パキスタン 127 2.694 コンゴ民主主義共和国 128 2.707 ナイジェリア 129 2.724 コロンビア 130 2.757 ロシア 131 2.777 レバノン 132 2.840 北朝鮮 133 2.850 中央アフリカ共和国 134 2.857 チャド 135 3.007 イスラエル 136 3.052 アフガニスタン 137 3.126 スーダン 138 3.189 ソマリア 139 3.293 イラク 140 3.514
さらに、日本の詳細を見てみるとこんな感じに採点されています。
市民間の不信用のレベル。(?) 2 10万人あたりの保安役員、警察の数。 1 10万人あたりの殺人の数。 1 10万人あたりの収監された人口の数。 1.234 小型破壊の兵器へのアクセスの容易さ。 1 組織的な闘争のレベル。 1 暴力的抗議活動の見込み。 1 凶悪犯罪のレベル。 1 政治的不安定度。 1 人権の尊重。 1 10万人あたりの通常兵器の輸入量。 1.091 テロリストの活動可能性 1 組織的な闘争による死者数。 1 GDPの割合に占める軍事費。 1.295 10万人あたりの軍隊の人員数。 1.15 国連への貢献2006-07(全体に占める割合力)。 4996 国連以外への国際貢献2006-07(全体に占める割合力)。 1.018 10万人あたりの重火器の数。 1.042 10万人あたりの通常兵器の輸出量。 1 軍事能力。 5 人口の割合としてのホームレスの数。 1 近隣国との関係。 3 2000年~2005年までの戦争、内戦の勃発数。 1 外部との組織的な闘争による概算数の死。 1 政治上の民主主義。 8.4 選挙の過程。 9.2 政府の機能。 8.6 国民の政治参加。 6.1 政治風土。 8.8 市民的自由。 9.4 汚職、腐敗度(CPIスコア)
(10…非常に清潔、0…完全に崩壊)7.5 議会における女性の割合。 9.4 言論の自由。 11.8 海外貿易のGDP比。 30.9 海外直接投資のGDP比。 -0.2% 国内の人口と比較しての訪問者数。 0.1% 移民比率(総人口比)。 0% 15-34歳の成人男性の割合。 12.7% 男女比。 104.8 男女不平等。 0.6 地域統合の範囲。 3 現在の教育支出(GDP比)。 3.7% 小学校在学率(ネット)。 100% 中等学校在学率(ネット)。 100% 高等教育登録。(グロス) 54% 平均修学年数。 14.8 成人識字能力。 99% 外国人/私財への敵意。 0 国民生活における、宗教の重要性。 3 戦う意欲。 2 名目上のGDP(US$)。 4089.4 名目上のGDP(US$)。 4376.5 一人当たりのGDP。 34335 ジニ係数。 24.9 平均寿命。 82.1 失業率。 4.1% 出産1,000回あたりの新生児死亡件数。 3 人口(単位:百万)。 127.5 10万人あたりの予備役軍人の数。 9.6
やはり犯罪の少なさや教育関連の水準の高さは、現在でも日本は世界トップクラスなのですね。
来日外国人、特別永住外国人(外国人犯罪として計上されないが、国内犯罪件数の上位を独占している、特別資格をもった在日外国人)らの犯罪がなければ、ひょっとしたらもっと上になっていたかもしれません。
まあ、「極東の火薬庫」と呼ばれ、隣国に敵対国家や犯罪輸出国があるような地理的要因でも、世界第五位の平和さが保たれているというのが既にすごいことなのでしょう。
(櫻木)
北朝鮮も韓国も同じ中国の属国
OH,….アイスランドは金融危機で今や世界で一番不幸な國。大丈夫かしらん
日本は平和
最後の発言はあまり気に入らない。来日外国人、特別永住外国人(外国人犯罪として計上されないが、国内犯罪件数の上位を独占している、特別資格をもった在日外国人)らの犯罪がなければ、ひょっとしたらもっと上になっていたかもしれませんと、今はグロバール世界になっている、日本人が来日外国に対する偏見は決して減らなかった。外国にいる日本人が同じこと言われたらどんな気持ちになるのでしょうか?日本再び鎖国になれば来日外国人もいなくなるに間違いない。
>>匿名さん
来日外国人、特別永住外国人らの国内犯罪件数が多いという事実は変わらないんだし、それについての感想を言っただけじゃない?極論に走らず、そうかっかしなさんな。
同じくグローバル世界になった以上は外国人と共存しなければならないからにはそれは避けられないことだと思う。とにもかくにも、これが日本の現状で、それにしても今日も日本は平和である。
>1
いずれ日本も…とならないようにしたいですね。
>名無し先生
ジンバブエはどうなるんでしょう…。
>葵さん
いや平和です
>3
おもしろくないのは分かりますが、外国にいる日本人は凶悪犯罪を起こしませんので、同じことを言われません。
来日外国人がいなくなっても日本は困りません。
>あべさん
フォローありがとうございます。そして日本は今日も平和。
2ちゃんねる掲示板に下記の書き込みをしようとしたら規制されて書き込みを
出来なくされていました。おそらくヴォイスの仕業でしょう。これは大きな
言論機関による言論統制ではないかと落胆しています。
言論の自由があってこそ、真の平和と言えると思います。
以下、書き込みをしようとした文章を転載します。
チベットのクンルン山脈を中国の崑崙(こんろん)山脈と表記し、
広西壮族自治区を広西省と表記している中国共産党のプロパガンダ
丸出しの本『クンルンネイゴン』を出版している(株)ヴォイス前で
旗を振って抗議しませんか。
ヴォイスは東京都港区西麻布3-24-17 広瀬ビル2Fに入居
しています。
ヨロシク
>>桜木 朱雀
来日外国人がいなくなっても~のくだりには、同意しかねる。
確かに、犯罪白書の統計項目にも記されるとおり、外国人犯罪と日本人による犯罪の比率は目を見張るように前者のほうが大きい。
ですが、低賃金労働者として、優秀な外国人技術者として必要ないと断言できるものではないと思われます。
少々言い過ぎではないでしょうか。
我がフィンランドは8位か。そして俺が最も尊敬する国ドイツは14位か。日本を除く東アジアの国々より平和でよかった。
>御統貴真さん
ひょっとするとマルチポストで制限に引っかかっていたのかも知れませんね。
いずれにせよ、戦後日本は中共のプロパガンダを無自覚・無批判に受け入れすぎですね。
>匿名さん
日本人の雇用不安と若年者の就職難に悩まされる現代日本にとって、「労働力としての外国人」が本当に必要とは思えません。
特に言い過ぎということはないでしょう。来日外国人がいなくなっても日本は困りません。困るのは来日したい外国人のほうです。
>ASTROさん
フィンランドもお好きなんですね。
http://2ch-e.com/article/17478251.html
こういう平和な外国人観光客なら大歓迎です。
今までブータンが世界一平和だと思ってたのに
日本より下なのか
かなり月日が経ってしまっていますが、桜木さんと匿名さんのやり取りを読んでいて思ったことがあったので失礼します。大学で移民問題を学んでいるものです。
現在日本にいる外国人労働者に対する雇用需要と日本人に対する雇用需要は全く別なので、外国人が増えれば就活競争率が上がる、という単純な話ではありません。そこは、日本人の求職者ではまかなえていない職種に限って政府がビザを出しているので。さらに、ここからは個人の意見ですが、市場が海外に移行してきている今、日本の世界での競争力は明らかに低下してきており、それを避けるためには、日々日本にいながら、日本もグローバルな世界の一部なのだ、という実感が国民全体に広く行き渡ることが必須だと思います。そのためにも、日本に来たいといっている外国人は受け入れるべきだと考えます。
長々と失礼しました。