傾いた大阪府財政の再建の期待を受けて、人気弁護士の橋下氏が知事に当選して以来、メディアでは知事の改革と府職員の対立が連日報道されています。
しかし、「役人の常識は庶民の非常識」とでも言うべきか、公務員達のトンデモ言動にはあきれかえるばかりです。
中核派の活動家
以前、TV中継されている朝礼で「みんなどれだけサービス残業していると思ってるんですか!」と知事にかみついた女性職員がいました。(その後、他のTVのインタビューで、「私は(サービス残業を)していません」と答えて失笑を買いましたが。)
その後のネットの調べによって、彼女が中核派の活動家であることが分かりました。(みんなスーツの中、1人だけまっさらな作業服の時点でおかしいと思ったが…)
彼らは税金の中から高給をもらいながら、仕事をせずにビラまきやデモ活動などの反体制活動をしているのです。
額面70万で「贅沢できません」!?
ある中学校の教員からは、こんな「知事批判」が飛び出しました。
私たちの給料はけっして高くありません。賃金はここ数年凍結したまま上がらず、むしろカットされることばかり。住宅ローンや、幼い子供のいる職員は保育料がかさみ、高校、大学に娘や息子を通わせる親は教育費が毎月大きな出費となり重く両肩にのしかかっています。
知事が145万円も給料もらっているのと大きく違います。手取り、34.5万円ほどの給料で家族を養っている私たちが、一体どれだけ贅沢なことができると思ってはるのですか。
(橋下知事へ「府職員も大阪府民やで!人件費カットで誰が笑えるねん!ほんまに大阪がよくなること考えて行動してや!」-JanJanニュース)
手取り34万5000円という給料を税金からもらっていながら、「贅沢ができません」てどういうこっちゃ? こんな駄文を「庶民の読者から賛同してもらえる」と喜々として投稿しているこの教員のおめでたさに苦笑してしまいます。
手取りで34万5000円ということは、年収にすると額面で700万円ほどでしょうか。民間の平均は400万円です。しかも公務員なので絶対にリストラも倒産もない。だいたい、なんで「贅沢すること」が前提なのか。
コメント欄では、こんな指摘もありました。
みんな騙されてる、
公務員の手取り算出方法は
額面 – 税金 – 各種社会保険 – 民間の任意保険 – 住宅ローン – 育児費用 = 手取り手取り34.5万だとすると額面は 70万 くらいなんですよね。
これが本当ならば、もはやあきれて物も言えません。
しかも、どういう了見をしているのか、知事と自分の収入を比べたりしていますが、橋下氏は、タレント時代は3億円の年収があったわけです。それを大阪を何とかするために、10分の一以下の年収になっても働こうとしているというのに…。
挙げ句の果てには、「助成金がないと下見が出来ないので、修学旅行が中止になる」と脅す始末。これでいて学力調査では、大阪は全国最下位。
「ほんまに大阪がよくなること考えて行動してや!」
この言葉、そっくりそのままこの先生にお返ししましょう。
給料下げる知事は尊敬できない!?
そして12日に開かれた「知事と職員の集い」では…
橋下知事 「人件費カットは大変申し訳ない」
職員 「士気が下がった。ことあるごとに『自分は選挙で選ばれた府民の代表者』といって正当化する。橋下さんは人として尊敬できない」職員はさらに、士気低下の要因として人件費の削減や庁舎の全面禁煙など5点を挙げ、「大阪ミュージアム構想や水都は思いつき」「『選挙で負託を受けた』と言って自らを正当化している」などと橋下知事を批判した。
橋下知事 「ここは団体交渉の場ではない。上司に対するものの言い方もある。民間では考えられない。私のやり方があなたの意に沿わなければ、職を変えてくださって結構です」
(痛いニュース(ノ∀`):大阪府職員、給与カットに「士気下がった」「尊敬できない」と猛抗議→橋下知事「なら、職を変えてくださって結構」)
ミルコ「お前は何を言っているんだ?」
と付け加えたくなるような戯言です。倒産寸前の大阪府財政の責任はどこにあって、どうして府民が橋下知事を選んだか、まだ分からないのでしょうか。こういう木っ端役人が全国で無駄に高禄を食んでいる限り、日本の財政再建は難しいでしょう。
「ノブレス・オブリージュ」のない役人は要らない
僕は、公務員が高給取りであること自体に異論はありません。役人とは選ばれしもの、選良であるべきだと思います。
ただし、それは安定した身分と高給のみをもとめる間違ったエリート意識ではなく、「ノブレス・オブリージュ(高貴なる責務)」の体現者として、民衆のため、国家のために己を犠牲にして働くことができる、真のエリートであるべきです。
大阪の役人は武士道精神を失った代わりに、清朝末期の宦官のように堕落しているようです。
↓府民のために働くべき公僕の身でありながら、府民の代表者を否定するような職員は打ち首じゃ!と思ったあなたはクリックを。↓
(櫻木)
あれだけ知事に逆らったり・知事に言われたりしても職員が辞めないのは・よっぽど「美味しい職業」なんですよ。
倒産もない、残業もせず、組合運動でラクな仕事で高給を得て、それでちょっとカットされたら「マンションのローンはどうなる」とか文句を言っているわけですからね。
そもそもどうして高給なのか。その給料はどこから出ているのか。役人の本分を知らない役人は百害あって一利なしです。
「橋下さんは人として尊敬できない」
尊敬する上司のもとで働ける人なんているのだろうか。
民間企業ではみんな我慢しているものだが・・・・
同時に、自分は「信頼されるに足る部下か」という視点もすっぽり抜け落ちてますよね。
義務を果たさず、権利のみ要求する。「戦後民主主義」の悪しき部分を体現したかのような発言です。
(いつかはちゃんと「尊敬される上司」になるべく『課長の教科書』やドラッカー関連本など読んで勉強中です…)
府のトップであるの知事と自分の給料を同じ土俵で比べることがすでにおかしいし・・・ココだけみたって感覚が狂ってるとしかいいようがないですよね。
嫌なら辞めろって心から言いたいですよ。カット後の給料でも働きたい人は私も含め山ほどいます。もっと橋下知事寄りのの風潮が高まって欲しいです。
民間に転職したって使い物にならない人ばかりなんでしょうね。挙句の果てには「財源がないなら、国から取ってくればいい」とか言う始末ですよ。本当に何様のつもりなんでしょうか。
↓改めてまとめてみたら頭がくらくらしてきました。
http://www.suzaku-s.net/2008/06/post_189.html