国際関係

マスゴミ。あんまりこういう通俗的な中傷表現は使いたくないんですが、「ああ、やっぱり現代日本マスコミは社会のゴミだなぁ」と思わされる機会は実際にありますね。

「麻生首相から女性記者に対して、ホワイトデーのお返しに届いた直筆お礼状の誤字をあげつらって嘲笑しようとしたら、誤字じゃなかった」

…よくわからなかったと思いますが、聞いてください。決して超スピードとかそんなチャチなもんでは断じてない、圧倒的なゴミの臭いがプンプンしやがります。

(※注:実は「誤字じゃなかった、と思ったら誤字だった」というオチが付きますが、それは別項にて。

まず、首相から女性版記者に「ホワイトデーのお返し」として、礼状とICレコーダーが贈られたそうです。
いやあ、何ともイキなはからいじゃないですか。

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麻生太郎首相はホワイトデー前日の13日、首相官邸で、バレンタインデーのお返しとして、首相番の女性記者8人に白いICレコーダー(4000円相当)と手紙を贈った。首相は2月13日、8記者からチョコレートをプレゼントされていた。
麻生首相:女性番記者にバレンタインデーのお返し – 毎日jp(毎日新聞)

すると、「過日 バレンタインデーには御心ずかいを戴き恐縮でした」の一節を見て、マスゴミ連中が「また誤字発見!」と狂喜乱舞。

麻生太郎首相が、「言葉の問題」で久しぶりにミソをつけた。13日、バレンタインデーのお返しとして女性番記者へ渡した直筆の手紙に、「御心ずかい」という一文があった。「ずかい」ではなく「づか(遣)い」が正解。日ごろ、麻生氏の漢字間違いをチェックしているだけに、すぐに「間違いだ」「心遣いと漢字で書けなかったのか」と、話題になった。
麻生首相の無知が久々に炸裂!「ずかい」 – 政治ニュース : nikkansports.com

日本テレビ「おもいっきりイイテレビ」内のニュースコーナーにて
記者個々人に宛てられた手紙を晒し上げた上、誤字を発見し嬉々としてそれを指摘する丸岡アナ 「私見つけちゃったんですけど~、『ずかい』では無く『づかい』ですよね(笑)』

だが実は、昭和61年までは岩波版の広辞苑にも「こころずかい」となっており、以前はこちらの表記が正しかった(主流だった)ということがすぐに明らかになり、話題に。

こころずかい

こころずかい

いやーここまで非道いと、一体どこから突っ込んでいいのか困ってしまいますね。

・心遣い(こころずかい)は誤字じゃなかった

ATOKは「こころづかいの誤りです」とかお節介な注意をしてくれますが、昔の読み仮名ではこれが使われていたとかで、決して間違いではなかったとのこと。
人の間違いをあげつらっている暇があったら、手前のキャスターにもっとましな日本語を話せるように指導するべきでしょう。

・礼状を公開した上に嘲笑するという非礼

このニュースでまず驚いたのが、一国の首相がわざわざマスゴミの女性記者風情に、ホワイトデーのお礼などというどうでもいいことを、肉筆(コピーかも知れませんが)の礼状としてしたためて個別に送った、という丁重さです。なんというジェントルメン

それに対してこのマスゴミアナの取った行動はなんですか、「誤字発見! 晒してネタにすべぇ!」なんというゴミっぷり。
百歩譲って誤字があったとしても、こりゃないわ。

誤字ですよね(笑)

誤字ですよね(笑)

ネットに親しんでいない層の人も、そろそろ日本のマスコミの異常性、「この国を何とかして貶めたい外国勢力に制作現場も経営中枢も握られている」という現実に気づき始める頃かも知れませんね。

まあこの一件の真相やお詫びもろくに放送されないんでしょうけど。

後日談:
そしてみんな間違えた (こころずかいの件) | 朱雀式

(櫻木)