とかくネット上の保守論断では、民主党政権は反日・売国で悪の巣窟、といった評価が当たり前になっていますが、それだけで思考停止するべきではないのではないか。最近そう考えるようになりました。
例えば、この外務相会見の開放。これは正しく評価されるべきでしょう。
これまで政府の記者会見は、大手新聞社らで作る「記者クラブ」という期間に参加が限られてきました。言論の自由が保障された先進国中でこんな珍妙な制度がある国は日本くらいのもので、報道の偏向や不透明性に一役買っています。
そこで民主党は「記者会見の開放」も公約として掲げていましたが、鳩山由首相の就任会見では従来通りのクローズド会見となり、ネットメディアから「公約破りだ」と批判を浴びていました。
それで実は当サイトでも、「公約破りの民主党」というエントリーを用意してあったんですよ。
ところが、記者会見は岡田外相の手によって開放されました。
外務相の会見開放
外務省は9月29日から、定例記者会見を、ネットメディアなど記者クラブに所属していないメディアにも開放した。会見の様子は、ニコニコ動画のライブストリーミング「ニコニコ生放送」で生中継されたほか、ネット専業のJ-CASTニュースも取材していた。
photo ニコニコ生放送で会見の模様を生中継定例会見はこれまで、記者クラブ(外務省記者会)に所属する新聞社やテレビ局のみが取材できたが、岡田克也外相が18日、「原則としてすべてのメディアに開放する」という方針を示し、29日から、ネットメディアやフリーランス記者も取材できるようになった。
『外務省がネットメディアにも会見開放 ニコ生やJ-CASTニュースがリポート – ITmedia News』
これは良くやったんじゃないかと思います。
日本をダメにしているのは、民主党にも多数存在する売国政治家たちであるのはもちろんです。しかし、そうした悪党をのさばらせているのが、“敗戦利得者”や狂信的左翼、それらが引き入れた特定アジア勢力が支配している新聞・TVメディアの偏向報道であることは明らかです。
偏向報道と偏向教育が国民を左巻きに洗脳し、教育し、それによって左寄り・特定アジア寄りになった世論が政治家の後押しをし、日本はじわりじわりと際限なく左へ傾き、国家が溶解しようとしています。
おそらく、民主党や岡田外相はそこまでのことは考えてないでしょう。むしろ韓国人参政権や中共利権などで、より左に巻いているのが民主党です。
それに何でも自民党の反対をすることと政権を交代することのみが目的の党でしたから、自民党の作ってきた制度や既得権益を破壊することだけが目的なのかも知れません。
民主党もはさみも使いよう
しかし、それならそれで、自民党の残した負の部分だけを破壊できるように、うまくコントロールして働かせればいいのではないでしょうか。
他には例えばパチンコ利権とか…と一瞬思ったんですが、民主党は自民党に負けず劣らず、パチンコ業界にベッタリでした。
(櫻木)