
▲平和の象徴、カピバラ
動物園と言えば、動物くさくて、じめっとした鉄格子の中でうろうろしている動物、という負のイメージがあったのですが、90年代から本格リニューアルされた上野動物園は、強化ガラス張りで見やすく、動物の居住空間は出身地の自然植生を再現しようとしてあったりして、ずいぶんと洗練されていました。
世界三大珍獣であるジャイアントパンダ、コビトカバ、オカピが全てそろっているし、来場者数日本一は伊達ではないことがわかりました。
この日もGW土曜日ということで、とにかくすごい人手だったのですが、ベビーカーの家族連れや、初デートの中学生などが多くて、非常にほのぼの度も高くて良い休日でした。カピバラのように平和な表情になりました。高校生の頃に『Bバージン』を読んで以来、デートで動物園に行くのはNG!と心の恋愛回路に刻み込んでいたんですが、平和な関係が築けていれば大アリクイなんですね。
パンダ攻略法

▲パンダはずーっと背を向けて寝ていました。
GWの真ん中に、上野動物園に行ってきました。上野動物園の敷地は本当に広いので、一日ですべての動物を回りきるのは至難の業です。あらかじめ、自分が好きな動物など目星をつけて、取捨選択して回るのが賢明です。
パンダなどの筆頭人気動物は、開園(9:30)と同時にダッシュで行くか、閉演(4:30)直前に行くかすると、比較的すいています。パンダの場合は、午前中は寝ているようなので夕方のほうがいいかもしれません。
上野動物園の歴史
タンチョウやシカなどがいる日本エリアには、なぜか五重塔が立っています。日本っぽくする演出のために最近立てたのかな? と思いきや、建立は寛永で、相当古く、由緒正しい仏閣でした。
歴史を紐解くと、ここは「上野戦争」(戊辰戦争の上野戦)の舞台となった場所でもあり、彰義隊が寛永時に立てこもり、大村益次郎率いる官軍と激闘を繰り広げた場所でもあったのです。
その後、焼け跡を軍用地にしようとしていたところ、お雇い外国人が風景の良さから公園にするよう明治政府に進言した、など、調べると日本の近代史が見えてきます。
早口言葉
最後に、特に脈絡はないのですが、歌を詠もうと考えていたら思いついた早口言葉を、代わりに書きとめておきます。

▲カピバラ親子。
親オカピ、子オカピ、子カピバラ。
親オカピ、子オカピ、子カピバラ。
親オカピ、子オカピ、子カピバラ。
(櫻木)
カビバラかわいい!目が笑ってるというか、表情からして和みますね。
上野は大変な人でしたでしょう?動物園は春・秋の季節が一番いいかもしれませんね。
本当に、昔の上野動物園とはまるっきり違った園になりましたよね。
>Bバージン
あれは行く相手が悪かったですよね。ユイとなら充分楽しめる場所。ただ屋内で休めるスペースが殆どないのと、アップダウンが激しくて女性には辛いものがあるので、適宜お休みが必要かも。
カピバラの目は本当に平和でいいですね。癒されます…。カピバラこそ平和の象徴です。
確かに、一日で全部回ろうとすると、相当の健脚が要求される広さでした。次は旭川動物園にも行ってみたいものです。