今回の参院選の焦点は、教育、防衛、憲法改正など、この国が戦後半世紀以上も手を付けずにおざなりにしてきた部分の見直しになるはずでした。
ところがふたを開けてみれば、「年金問題」が最大の焦点として浮上してきてしまいました。
確かに年金が将来もらえないかも知れないなんて大問題だし、社保庁の体質もあまりに国民をバカにしています…。ここはやはり自民党にNOを突きつけて…。
…やめやめ!
大の大人が、はした金の問題で毎日テレビでガタガタ論争して、恥ずかしいと思わないのだろうか。そもそも、年金は積立貯金ではない。国民年金は賦課方式、つまり現在の老人を、若者の金で養っているシステムだ。
僕は、学生の時も無職の時も、年金は払い続けてきた。破綻するかしないか、自分がどのくらいもらえるかは問題ではない。運が良ければもらえるだろうが、もらえなくても構わない。
国庫に金を納めるからには、僕はお国に寄付するつもりで払っているからだ。
(あとはそれを国がきっちり分割してくれればいいという話なので、社保庁が糞なのは困るが)
大体、侍が一度出した金について後から文句を言うのはみっともないではないか。
(櫻木)
社会保険庁をダメにしたのは民主党の支持母体であるところの労組の役割が大きいので、「年金問題で自民党が信用できないから野党第一党の民主党に入れよう」と思った人はとんでもないことしようとしてると思ったんだけど、案外それに気がついてない人が世の中に多そうで恐ろしいです。
実際気づいてなかったんでしょうねぇ…。「生活が第一」とか言われてまんまと騙されてしまったのでしょう。
別記事に詳述しましたが、暗澹たる気持ちになります。
年金が心配なので民主党?? – 朱雀式