時事問題

内閣改造から一夜明けて、読売の世論調査によると支持率が相当上昇したらしいです。首相周辺もようやく愁眉を開いたんじゃないでしょうかね。

改造前の内閣に比べて、新内閣は「期待できる」と答えた人は55%で、「期待できない」の28%を大きく上回った。
改造内閣支持率44・2%、参院選後比12・5ポイント増 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

まだ何もしていないのに、顔ぶれだけでここまで上昇というのなら、「信頼を回復させる」「人心一新」という国民向けのアピールとしては大成功と言えるのではないでしょうか。

しかし、昨日こそ「なかなか安定感があっていいんじゃないスかね」などと太平楽を並べていた僕ではありましたが、その後でよくよく見てみれば、これはずいぶんと不安を感じる面子ですね。

首相をはじめ、こちらのお三方は保守系の真っ当な仕事をしてくれそうなバックボーンを持っていますが、

麻生 太郎 (幹事長)
外国人参政権 →反対派
人権擁護法案 →反対(寄り)
北朝鮮経済制裁 →賛成派
戦没者追悼施設 →靖国神社

高村 正彦 (防衛相)
拉致議連顧問
北朝鮮経済制裁 →賛成派
戦没者追悼施設 →靖国神社

伊吹 文明 (文部科学相)
外国人参政権 →反対派
北朝鮮経済制裁 →賛成派(寄り)
戦没者追悼施設 →靖国神社

それ以外の面々にはざっと情報を見た限りでは、多少の不安を感じます。
中でも、人権擁護法案や在日外国人(韓国人)参政権、無宗教宗教施設などに賛成するような怪しい思想の持ち主が散見されます。さすがにこのご時世、北朝鮮への経済制裁に反対を匂わせる人は少ないようですが。

二階 俊博 (総務会長)
人権問題等に関する懇話会所属
人権擁護法案 →推進派
北朝鮮経済制裁 →賛成派(寄り)

大島 理森 (国対委員長)
国立追悼施設を考える会所属
北朝鮮経済制裁 →賛成派(寄り)
戦没者追悼施設 →無宗教施設

鳩山 邦夫 (法相)
外国人参政権 →賛成派
北朝鮮経済制裁 →賛成派

額賀 福志郎 (財務相)
国立追悼施設を考える会所属
北朝鮮経済制裁 →賛成派
戦没者追悼施設 →無宗教施設

舛添 要一 (厚生労働相)
外国人参政権 →賛成派

甘利 明 (経済産業相)
北朝鮮経済制裁 →賛成
人権擁護法案 →推進

与謝野 馨 (官房長官)
日本領土議連所属
外国人参政権 →反対派
人権擁護法案 →推進派
北朝鮮経済制裁 →賛成派(寄り)

上川 陽子 (少子化担当相)
人権問題を考える女性議員の会所属
外国人参政権 →賛成派
北朝鮮経済制裁 →賛成派(寄り)

冬柴鉄三 (国土交通相)
公明党所属

先日、終戦記念日に唯一人靖国神社に参拝した高市早苗氏は、人権女性にとって変わられてしまいました。
そんな中、領土問題についても重要な役割を担う「国土交通省」というポストに、創価学会の人間を配置し続けるのだけは本当に止めてほしいですね。

こうして見てみると、回復した支持率と言うのは、旧安倍政権の政策や、輝いていた一瞬(就任直前~直後)の安倍総理の主張に対して危機感を抱いていた左翼、反日勢力が安心したから戻ってきた、というだけの話なんじゃないでしょうか…。

せめてもの救いは、幹事長に加え、国防・教育という国の基となる最も大事な柱がしっかりしていそうなところでしょうか。

内閣に優先して取り組んでほしい課題(複数回答)では、「年金問題」の88%が最多で、「景気や雇用」82%、「政治とカネ」73%などが多かった。参院選で争点となった年金や政治とカネの問題で、改造内閣が成果をあげるかどうかを国民も注目しているようだ。
改造内閣支持率44・2%、参院選後比12・5ポイント増 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

そこまで考えてないかな。みんな口を開けば金、金、金。今は目先の金銭問題より大事なことが山ほどあると思うのですが。

(櫻木)