コラム

正月に明治神宮に行った折に、境内に小中学生の書初めが飾ってありました。

「光る大地」だの「美しい友情」だの「人類の幸福」だのといった、とってつけたような皮相的な美辞麗句が並んでいます。たまには花鳥風月とか、ビシッとしたものもあるんですが。

「個性の尊重」って果たして書初めの題材か?中三にもなってこんなん書いてるのもどうか、というか二つ並んでいるのでそういう指導だったんでしょう。教師はこんなん書かせて恥ずかしいと思わないんでしょうかね。

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そんな中、一番端、沖縄県のその次に、台湾からの作品がありました。

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皇運長久。

日本の中学生が「理想の実現」だの「春よ来い」だの「博愛精神」だの、エゴの塊のような好き勝手な文句を書き散らしている中、台湾の中学生は「皇運長久」ですよ。遠い内南洋から、皇室の弥栄と平和とを祈ってくれている。きっと日本統治時代の教育精神を引き継いでいる学校なのでしょう。

ありがたさと情けなさで、涙が出そうになります。

僕はこれを見て、「今年こそは台湾に行かねばならない」と思いました。

沖縄のちょっと先にこんな親日的な国があるのに、日本はこの国を無視して、ギョウザに毒を混ぜるような国に金を差し出して擦り寄っていく。こんなバカな話はない。

「台湾の皆さんありがとう」「台湾独立を支持したい」というメッセージを伝えるため、民間使節として台湾に行ってまいります。

(櫻木)