0日目
「そのうち台湾に行きたい」「いつか行かねば」「今年こそ行こう」
そんな風に考えているうちに、2007年が終わってしまった。2008年3月には、台湾(と日本)の今後を占う総統選がある。
台湾には先だっての福田総理の「台湾の独立を支持しない」発言なども伝わっているだろうし、世界の孤児になるよりは中共の影響下に入ることを選び、また国民党(大陸系)の時代に戻ってしまうかも知れない。台湾人を草の根から応援するためには、今このタイミングで行くしかない。そして日本が失ったものがたくさん台湾に遺されていると聞く、大日本帝国時代のことも調べたい。
そこでとにかくゴールを決めてしまおう、ということで「3月前半に台湾に滞在する」と日付を決め、勢いを付けて航空券を取ってしまった。今は何でもネットで買うことができるが、海外航空券やホテルも、ネットで簡単に取れた。
僕の使ったのは『楽天トラベル』だが、お取り寄せスイーツを買うような気軽さで、いつもの楽天カードを使ってショッピングが成立してしまった。目的地と日程で検索した中から「ポチッとな…」と2~3回クリックし、いくつか情報を入力するだけで、海外旅行が確定してしまったのである。
しかも今は日本でもEチケット制度が定着していて、航空券すらない。一応プリントアウトして持って行った方がいいが、基本的にはネットの予約申し込みと決済だけで確保できる。一昔前だったら、まずは旅行代理店の窓口に行って、調べて、航空券が郵送されてくるのを待ち…、と1週間2週間かかっていた手順が、5分で終わってしまった。いやはや、すごい時代になったものである。
(櫻木)