民主党政権

石川議員の逮捕、小沢の秘書の逮捕、と激動の週末でしたが、小沢一郎ではなくあえて鳩山について一筆。
現在、疑惑の渦中にあり、東京地検から捜査を受けている立場の小沢一郎に向かって、鳩山は「戦ってください」と発言した。

鳩山由紀夫首相は16日、「(検察と)戦っていく」と宣言した民主党の小沢一郎幹事長の続投を認めたばかりか、「小沢氏を信じています。どうぞ戦ってください」と検察当局との全面戦争を容認した。行政の長である首相が、行政機関の一つでもある検察批判に同調することは極めて異常な事態と言わざるを得ない。
小沢氏に「戦って」と首相、資質に疑問符 (1/3ページ) – MSN産経ニュース


誰もが知るように、鳩山政権は実際には傀儡政権であり、真の権力者はその後ろに控えている小沢一郎である。この発言は、鳩山首相が小沢一郎に対して卑屈におもねっておべんちゃらを言っているだけの抱きすべき発言であり、分かりやすく言えばジャイアンがどんなに理不尽なことを言っても「そうだそうだ!ジャイアンの言うとおり!」と追従しているスネオのようなものである。

また、鳩山首相はこの発言が批判されると、

「不適切だと思っていない。検察批判や捜査に予断を与えるものではない」と述べた。神戸市内で記者団に語った。
「『戦ってください』は検察批判でない」と首相 – MSN産経ニュース

と言っているが、これは国旗切り裂き事件の時に「神聖な党の旗をあんな風に作るべきではなかった」と珍謝罪したように、この男にとっては、国家や国民の生活よりも、とにかく自分の党と自分の権力(の後ろ盾)が何よりも大事なのだ。
一国の宰相というのは、国の舵取りをする身として、時には一身をなげうつ覚悟をもって当たるべき職責である。それを、自分では何も決められず、母親に9億円をもらい、権力者におもねって言いなりになっている。こんな小人物は総理不適格と言わざるを得ない。一刻も早く退陣していただきたい。(…とはいえ、じゃぁ次に誰が首相になるか?というのも難しい問題なんだけど…)

(櫻木)